馬産地コラム

トーホウエンペラーを訪ねて

  • 2008年12月24日
2年連続でNARグランプリ年度代表馬に輝いた岩手の英雄もここ数年は配合頭数に恵まれていない。「馬自身はとても元気です。種付も上手ですし、多くの配合牝馬に恵まれた初年度産駒はそれなりに結果を出してくれていますので、もっと人気になってもよいと思うのですがね。」と事務局。黒光する威圧感のある馬体で放牧地を歩き回るさまは“エンペラー”にふさわしい。しかし、次々と産地入りする新種牡馬たちのまえに「新興勢力に押されっぱなしで、なかなか配合相手が見つからない。」とやや寂しそうだ。