馬産地コラム

ダンスインザムードを訪ねて

  • 2009年01月06日
2004年の桜花賞(G1)と2006年のヴィクトリアマイル(G1)を優勝したダンスインザムードが、今年の春に待望の初仔を出産した。「当歳(牝、父ファルブラヴ)は非常に元気で日に日に成長を見せています。ダンスインザムード自身も来春の出産へ向けて、穏やかに仲間たちとの毎日を満喫しています。」と社台ファーム事務局の長浜卓也さん。現役時はテンションの高さが取り上げられることもあったが、長浜さんはそのイメージに対し、笑みを浮かべながら否定する。「繁殖入りして以降、気性面を含めて何のトラブルもありませんし、おとなしくて扱いやすい馬ですよ。」と長浜さん。きっと社台ファームの環境の良さもダンスインザムードの心を落ち着かせているのだろう。レースに不可欠なオンとオフのスイッチの切り替えは、産駒たちにもしっかりと遺伝されているに違いない。