馬産地コラム

ノースフライトを訪ねて

  • 2007年11月27日
トニービンの初年度産駒として大活躍したノースフライトは、引退後、生まれ故郷の大北牧場に帰ってきて繁殖入りし、今年17歳になる。今春シンボリクリスエスの牡馬を出産したが、現在は空胎。他の繁殖牝馬とともに放牧されている。「ここにみんなといた方が落ち着くみたいです。」とのこと。穏やかそうな表情だが、「これで削蹄する時なんかは結構苦労する」のだそうで、「走った馬というのは、どこかに気難しい部分を持っているようですね。」と場主の斉藤敏雄氏は語る。ふっくらとした馬体はまだまだ十分に繁殖牝馬らしい張りを失っていない。