馬産地コラム

ビワハイジを訪ねて

  • 2009年01月06日
カメラが気になったのだろうか。ビワハイジはしげしげとこちらを見つめると、カメラに対して首を伸ばしてくる。「お前のことを撮ってくれたんだよ。」とたしなめるのはノーザンファームの中村哲人厩舎長。中村厩舎長が言うにはとにかく人のことが好きらしく、しかものんびりとした性格とのことで扱いにはまるで苦労したことが無いという。「その上、産駒は優秀な競争成績を残しているといいことずくめですね。普段は他の馬とも距離を置いているように、孤独を愛する馬です。喧嘩をしているのも見たことがありません。」と中村厩舎長。撮影が始まると、ビワハイジは中村厩舎長の指示に従って一発でポーズを決めてくれた。沢山のエピソードも与えてくれたなど、取材陣にとってもいいことづくめの素晴らしい繁殖牝馬だ。