馬産地コラム

ニシノフラワーを訪ねて

  • 2007年11月13日
「もう、18歳になりました」と西山牧場の繁殖スタッフはどこか感慨深い表情を浮かべる。実は、ニシノフラワーが活躍を始めた頃に入社したとのことで、牧場に数多くの喜びや名誉をもたらしてくれたニシノフラワーは、かけがえのない存在なのかもしれない。「昔は母の意識が薄いような面も見受けられたのですが、もうベテラン牝馬ということもあってか、子育ても上手になりました。今年はアグネスタキオンの牡馬を出産しましたが、残念なことに今はお腹の中に産駒がいないんですよね」と繁殖スタッフ。年齢的にも多くの産駒を取ることは難しくなってきただけに、残されたチャンスの中から「かけがえのない存在」が産まれてほしいところだ。