馬産地コラム

アグネスワールド(USA)を訪ねて

  • 2007年11月13日
産駒のワンダフルワールドが豪州のGⅠコーフィールドギニーに優勝し、日本でもアグネスジェダイ、カズサラインが重賞レースを制している。しかし、受胎能力が低く、配合数に恵まれていない。「産駒は本馬によく似たタイプが多いんですよ。生まれてさえくれば日豪で重賞勝馬を送ったように結果を出せるんですけどね」と歯がゆい現状にスタッフの表情も冴えない。かつて、吉田照哉氏が「ダンチヒの直仔でジュライCの勝馬に勝つということは種牡馬としての将来が約束されたようなもの」と本馬を表現したように、伝える資質は特A級。現状打破を期待したい。