ローズオブスズカ2007
兄スズカフェニックスが高松宮記念を制する前日、ラスカルスズカを父に持つ牡馬が故郷で産声をあげた。牧場にとって夢の配合だったが、生後3ヶ月の頃母が急死。遺された仔馬は乳母と人間の共同作業により、すくすくと成長した。「母親がいなくなってしまった時はさすがにしょんぼりしていましたが、すぐに慣れて元の明朗快活な姿に戻りました。早くから手をかけているので人間を信頼して、人懐っこい馬になりましたね。」とスタッフ。優秀な繁殖牝馬を失った喪失感は計り知れないが、産駒たちの活躍が悲しみを癒してくれることだろう。