馬産地コラム

アドマイヤラピス(IRE)を訪ねて

  • 2007年12月25日
非常に大人しく賢い馬である。表情豊かな顔にそれが見て取れる。他の馬と争いごとを上手に避けながら、群れの中では目立たぬように静かに暮らす。「うちの牧場は、繁殖牝馬の数が多いので、特定の組み合わせというのがないんです。」とスタッフ。生まれた順番に放牧のパートナーが決められ、絶えずメンバーが流動する。そんな中で「自分のポジション。」をよく心得た処世術が育まれてきたのかも知れない。今年はアドマイヤジャパンを受胎している。落ち着いていて情緒の安定した可愛い目が印象的だった。