馬産地コラム

ファーストアクト(IRE)を訪ねて

  • 2006年12月12日
“天覧競馬”を制したヘヴンリーロマンスの母は、現在、再び輸入後の一時期を過ごした門別町の藤本直弘牧場に帰ってきた。20歳になったが元気一杯。「気の強い馬で、戻ってきたら、またすぐにボス的存在になりました」とスタッフも頼もしげに話す。孝行娘の活躍に、雄大な馬格もどこか誇らしげに見える。「頭の良い馬で、人間の手は煩わせないんです。今年はマンハッタンカフェを受胎しているので、来年を楽しみにしています」と来年4月に誕生予定の天皇賞馬の弟妹を心待ちにしている。