馬産地コラム

ヒシミラクルを訪ねて

  • 2007年10月17日
奇跡のロングスパートといわれた末脚を武器に長距離GIレースを3勝した近年最強の芦毛のステイヤー。種牡馬生活2年目を迎えてやや印象が薄れつつあるようだ。「初年度は22頭の配合がありましたが、今年は一桁になってしまいました」とスタッフも肩を落としている。「ステイヤーというと鈍重なイメージがありますけど、とても機敏な体の使い方をする馬です。そういったものが産駒に伝わればよい方向にいくと思うんですけど」という。今春産声をあげた初年度産駒は馬っぷりの良さで評判になっている。道のりは厳しいが4度目の奇跡を信じたい。