ヤマカツリリーを訪ねて
常に注意深く放牧仲間を観察している馬だという。必要以上に近寄らず、自分より強い馬には逆らわず、といった処世術を身につけている馬らしい。残念ながら今年は不受胎に終わったが、オースミハルカと同じくまだ8歳。これからの繁殖牝馬である。撮影時、遠くにいたヤマカツリリーは、カメラマンを目撃すると一目散に駆け寄ってきた。おかげで動きのある写真が撮れた。牧場で暮らす繁殖牝馬や種牡馬はあまり動かないことが多く結構苦労させられるものだが、この馬はなかなか俊敏で好奇心旺盛のようだ。横顔もいい。
