キュンティア(GB)を訪ねて
馬名の由来でもある“Kynthia”とは、ギリシア神話に登場するアルテミスの別名。その美しい名前を授かった競走馬・キュンティアはなかなか母になることができなかった。「卵巣の病気で、引退してから3年間子供ができませんでした。いろいろな方のお力添えもあって完治に至り、初仔のオディールを産んでからはとても順調です。治療中はホルモンバランスが崩れていたのか男勝りでしたが、受胎して出産が近付くとお母さんらしい優しい性格に変わりましたね。」と福田マネージャー。月の女神として知られるキュンティアは出産の守護神でもある。彼女の繁殖牝馬としての今後は前途洋々なものだろう。
