重賞ウィナーレポート

2016年10月23日 菊花賞 G1

2016年10月23日 京都競馬場 曇 良 芝 3000m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:サトノダイヤモンド

プロフィール

生年月日
2013年01月30日 03歳
性別/毛色
牡/鹿毛
戦績
国内:7戦5勝
総収得賞金
865,124,000円
ディープインパクト
母 (母父)
マルペンサ(ARG)  by  Orpen(USA)
馬主
里見 治
生産者
ノーザンファーム (安平)
調教師
池江 泰寿
騎手
C.ルメール

 近年の牡馬クラシック戦線では史上最強世代とも言われる現3歳世代。その中で人気、実力共に高い評価を得ていたサトノダイヤモンドが、ついに最後の一冠となる菊花賞(G1)を制した。

 「ゴールの瞬間からメール、LINEと続々と連絡をいただきました。ただただ、嬉しかったです」と話してくれるのは、ノーザンファームイヤリングの池田忠幸厩舎長。池田厩舎長はノーザンファームに勤務して28年というベテランスタッフであるが、それでもサトノダイヤモンドは厩舎に来た頃から特別な存在だったとも話す。

 「馬体の良さや雰囲気の良さだけでなく、学習能力も非常に高い馬で、手のかかった思い出がまるでありません」

 ある日のこと、放牧地で管理していた馬が何かに驚いてテンションが上がった時のこと、他の馬たちもそれに呼応するようにいなないたり、もしくは走り出す馬もいた中で、サトノダイヤモンドだけが平然を保っていたという。

 「こんな立ち居振る舞いができる馬は見たことが無かったですね。大物感もありましたし、ゆくゆくはG1を取れるような活躍もできるのではとも思うようになりました」

 サトノダイヤモンドの成長に従って、池田厩舎長の思っていたG1制覇の夢は、いつか三冠制覇へと変わっていく。それだけに皐月賞(G1)まで無敗で勝ち進んだ活躍は夢のようであり、そして皐月賞(G1)、日本ダービー(G1)の悔しい結果には、勝負の厳しさを思い知らされた。

 「それでも、サトノダイヤモンドの高い能力を証明できていたことは誇りでもありました。菊花賞(G1)こそは勝ちたいと思っていただけに、最後の直線で伸びてきた時には、これまでの鬱憤が全て晴れたような思いをしていました」

 改めて、史上最強世代のトップホースであることを証明した形となったサトノダイヤモンド。今後は古馬との戦いで、改めてこの世代の強さを証明していく。

 「これまで以上に強い相手との競馬になりますが、サトノダイヤモンド自身もまだまだ強くなってくれそうですし、更にタイトルを重ねてもらいたいです」

 最後に池田厩舎長にサトノダイヤモンドはどんな馬ですか? と質問を向けたところ、「一生の宝物と言える馬です。この喜びをバネに、これからの仕事を頑張っていきたいです」と笑顔で返してくれた。