重賞ウィナーレポート

2016年10月29日 スワンS G2

2016年10月29日 京都競馬場 曇 良 芝 1400m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:サトノアラジン

プロフィール

生年月日
2011年02月16日 05歳
性別/毛色
牡/鹿毛
戦績
国内:20戦7勝
総収得賞金
450,903,000円
ディープインパクト
母 (母父)
マジックストーム(USA)  by  Storm Cat(USA)
馬主
里見 治
生産者
ノーザンファーム (安平)
調教師
池江 泰寿
騎手
川田 将雅

 この中間もノーザンファーム天栄で調整されていたサトノアラジン。デビュー前に育成調教を手がけてきたノーザンファーム空港牧場の大木誠司厩舎長は、天栄に親しいスタッフがいることもあって、頻繁に連絡を取り合っているというが、そのスタッフからは「ここ(スワンS(G2))を使って、更に良くなるはず」との連絡が入っていた。

 「レースの一週間前には管理をする池江先生が牧場に訪ねてきてくれたのですが、その際にも『休み明けということで、次に繋がるレースを見せてくれれば』と言われました。それだけに勝ってくれただけでなく、あの強いレースぶりにも驚かされました」

 このスワンS(G2)では2番人気の評価を得たサトノアラジンは、600m通過34秒3というよどみのない流れを後方から追走していく。末脚勝負にかけるサトノアラジンには願っても無い展開となったのは事実だが、それでも上がり3ハロンで記録した33秒6は、メンバー中最速を記録。2着に1馬身4分の1差を付ける快勝だったが、その2着にも同じ勝負服のサトノルパンが入着した。

 「お世話になっている里見治オーナーの所有馬での勝利、そしてワンツーフィニッシュに貢献できたことが嬉しかったです。末脚の鋭さが向きそうな京都コースは、サトノアラジンにとって得意な条件と言えますし、サトノダイヤモンドに続くG1制覇をマイルCS(G1)で叶えてもらいたいです」

 決して万全ではない状態にも関わらず、勝利という結果を残したサトノアラジン。今回以上の状態で迎えられるマイルCS(G1)では、今回以上に切れる末脚を使って、初G1制覇を果たしてくれそうだ。