重賞ウィナーレポート

2012年08月12日 関屋記念 G3

2012年08月12日 新潟競馬場 晴 良 芝 1600m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:ドナウブルー

プロフィール

生年月日
2008年02月09日 04歳
性別/毛色
牝/鹿毛
戦績
国内:13戦5勝
総収得賞金
263,197,000円
ディープインパクト
母 (母父)
ドナブリーニ(GB)  by  Bertolini(USA)
馬主
(有) サンデーレーシング
生産者
ノーザンファーム (安平)
調教師
石坂 正
騎手
内田 博幸

牡馬を相手に勝利を収めただけでなく、新潟芝1600mのコースレコードを更新。今年のヴィクトリアマイル(G1)で2着ともなったドナウブルーは、この秋のG1制覇に向けて、これ以上ない結果を残した。

「これで重賞2勝目となりますが、育成時からそれだけの活躍が出来る馬という期待を持っていました。ただ、3歳時はレースの度に馬体が減るなど能力を出し切れないこともありましたが、最近では体質も強くなったのか、今回も前走とそれほど変わらない馬体重で出走することができました」(ノーザンファーム早来牧場・日下和博厩舎長)

ノーザンファームでは関屋記念(G3)の2週前にもアイムユアーズがクイーンS(G3)を勝利しているが、ドナウブルーだけでなく、アイムユアーズもまた日下厩舎の育成馬である。

「厩舎からは毎年、G1で勝ち負けになる馬を送り出したいという目標があります。ドナウブルーもアイムユアーズもチャンスがある馬と思えるだけに、いい流れをそのまま秋のG1シーズンにもつなげてもらいたいですね」(日下厩舎長)

そんなドナウブルーだが、この後は府中牝馬S(G2)への出走を予定。その結果如何によっては、エリザベス女王杯(G1)の出走も予定されているが、ここには全妹のジェンティルドンナも、牝馬三冠達成の暁には挑んでくる可能性もある。

「ジェンティルドンナの活躍が物語っているように、血統的に距離を苦にしませんし、マイルでの好走が目立っているとはいえ、レースでは引っかかるような面もありませんので、エリザベス女王杯(G1)でもいい勝負ができると思います。それにしても2頭の母であるドナブリーニは、ディープインパクトとの相性もいいのでしょうが、素晴らしい繁殖牝馬だと改めて思います」(日下厩舎長)

また、この関屋記念(G3)の勝利に際して、日下厩舎長が感謝を述べたのが、中間の調整に当たったノーザンファームしがらきのスタッフである。

「特に最近のドナウブルーや、他の生産馬の活躍を見るにつれて、改めてしがらきのスタッフが一生懸命にやってくれているからだと思います。牧場全体で力を合わせているからこそいい結果が出ていると思いますし、今後も協力しあってみんなで喜びを分かち合いたいです」(日下厩舎長)