重賞ウイナーレポート

2017年12月02日 チャレンジC G3

2017年12月02日 阪神競馬場 晴 良 芝 2000m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:サトノクロニクル

プロフィール

生年月日
2014年03月13日 03歳
性別/毛色
牡/鹿毛
戦績
国内:9戦3勝
総収得賞金
108,914,000円
ハーツクライ
母 (母父)
トゥーピー(GB) by Intikhab(USA)
馬主
(株) サトミホースカンパニー
生産者
ノーザンファーム (安平)
調教師
池江 泰寿
騎手
M.デムーロ

 5度目の挑戦での重賞初制覇は、歴戦の古馬たちを退けての勝利となった。

 

 第68回を迎えたチャレンジC(G3)。世代や性別を問わず、しかも重賞馬も居並ぶ混戦となったが、その中で1番人気を集めたサトノクロニクルが、ゴール前の叩き合いを制して優勝。半兄サトノラーゼンも2015年の京都新聞杯(G2)を制しており、これで兄弟重賞制覇ともなった。

 「兄(サトノラーゼン)の育成も手がけていましたが、共通していたのは小ぶりな馬体と、そして勝負根性の良さでした」とは兄弟2頭の育成を手がけた、ノーザンファーム空港の佐々木淳吏厩舎長。父にハーツクライを持つサトノクロニクルは、同じ時期の兄よりもゆっくり目の成長曲線を辿っていったが、能力の高さもあってデビュー2戦目に初勝利をあげると、初重賞挑戦となる京都新聞杯(G2)では2着。続く白百合Sを勝利する。

 「3歳の早い時期から活躍を始めた姿を見たときには、間違い無く高い能力があると思いました。その一方で取りこぼすレースも多かったのは、まだ馬が完成しきっていなかったこともあるのでしょう」

 2度目の重賞挑戦となるラジオNIKKEI賞(G3)では6着。朝日杯セントライト記念(G2)では3着に敗れ、初のG1出走となった菊花賞(G1)では不良馬場が合わずに10着と大敗を喫する。それでもファンがチャレンジC(G3)でサトノクロニクルを1番人気に支持したのは、能力の高さを信じてのことだったのだろう。

 サトノクロニクルもまた、そのファンからの期待に応えるようなレースを見せていく。スタート直後から積極的なレースを見せていき、最後の直線では早くも先頭へと踊り出る。そこに叩き合いを挑んでいったのは牡馬を相手にしたG1で2度の2着があるデニムアンドルビー。サトノクロニクルの鞍上であるM.デムーロ騎手、デニムアンドルビーの鞍上であるC.デムーロ騎手と兄弟が激しい叩き合い繰り広げる中、クビ差抜け出したのは兄のM.デムーロ騎手が騎乗したサトノクロニクルだった。

 その叩き合いを制した姿に佐々木厩舎長は、育成時にサトノクロニクルが見せていた仕草を思い出していた。

 「坂路調教で他の馬と併走していた時なのですが、横に馬が来ると耳を絞り、まさに一生懸命に走っていました。このレースで並ばれてから一歩も引かなかった姿にも、卓越した勝負根性を感じました」

 実はチャレンジC(G3)と同じ週に行われたチャンピオンズC(G1)では、同じR厩舎で鍛えられたゴールドドリームが優勝。メイクデビュー中京ではミッキーワイルド、シクラメン賞ではオブセッションが勝利するなど、育成馬たちは目覚ましい活躍を見せた。

 「厩舎スタッフともワクワクしながらレースを見られた週末になりました。これだけの馬に携わらせてもらったのはいい経験であり、今後も育成馬たちが1つでも多くの勝利を挙げられるように、仕事へ取り組んでいきたいです」

 サトノクロニクルの次走は有馬記念(G1)を予定。このチャレンジC(G3)でも見せた先行力、そして並ばれてから一歩も引かない勝負根性は、小回りの中山コース向きとも言えそう。出走してきた暁にはファンだけで無く、佐々木厩舎長やR厩舎のスタッフにとっても楽しみなレースとなりそうだ。


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