重賞ウイナーレポート

2017年09月21日 園田プリンセスC(GDJ)

2017年09月21日 園田競馬場 晴 良 ダ 1400m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:サラヒメ

プロフィール

生年月日
2015年04月27日 02歳
性別/毛色
牝/鹿毛
戦績
国内:5戦3勝
総収得賞金
5,245,000円
フリオーソ
母 (母父)
サムタイムレーター by エンドスウィープ(USA)
馬主
信田 朋嗣
生産者
西村 和夫 (静内)
調教師
角川 秀樹
騎手
吉村 智洋
  • サラヒメの母サムタイムレーターと今年生まれた当歳馬
    サラヒメの母サムタイムレーターと今年生まれた当歳馬
  • サムタイムレーターはエスポワールシチーの仔を受胎中
    サムタイムレーターはエスポワールシチーの仔を受胎中
  • サムタイムレーターの2017(牝、当歳、父スマートファルコン)
    サムタイムレーターの2017(牝、当歳、父スマートファルコン)
  • 仲良く草を食む母仔はまもなく離乳の時期を迎える
    仲良く草を食む母仔はまもなく離乳の時期を迎える
  • 西村和夫牧場の放牧地
    西村和夫牧場の放牧地

 『グランダム・ジャパン(GDJ)2017』2歳シーズンの開幕戦「園田プリンセスカップ(園田)」を、北海道からの遠征馬サラヒメが快勝。道中は逃げる1番人気セイヴァーベナ(兵庫)をピッタリとマークする2番手につけ、3コーナー手前では早くも先頭に。直線で追ってくるシンキングタイム(北海道)、エグジビッツ(北海道)らを退け、3馬身の差をつけて先頭ゴールイン。デビュー5戦目で嬉しい初重賞勝利を飾った。

 サラヒメの生産者は、新ひだか町静内の西村和夫さん。このGDJシリーズでは、3歳シーズンの桜花賞(浦和)と古馬シーズンの秋桜賞(名古屋)をスターインパルスが逃げ切り勝ち。2歳ダートグレードのエーデルワイス賞(Jpn3)にもパートカラーが出走(8着)を果たし、各世代のGDJシリーズを生産馬たちが盛り上げている。

 「サラヒメは体が大きな方ではないので遠征による馬体減りを心配しましたが、マイナス1キロで出走できたのは角川調教師と厩舎スタッフの力でしょうね。オーナーにとっても初めての重賞勝利だったようで、とても喜んでおられました」と話す西村さん。オーナーとの関係を伺うと、「Dr.コパさん(小林祥晃氏)の紹介で牧場に馬を見に来られたのがきっかけです。サラヒメの母サムタイムレーターも、もともとはDr.コパさんから預託を受けていた繁殖牝馬で、繁殖1年目と2年目にはコパノフウジンを交配しました」と明かしてくれた。その初年度産駒コパノサムタイムはサラヒメと同じ北海道の角川秀樹厩舎からデビューし、フレッシュチャレンジ競走を7馬身差圧勝。その後、JRA、笠松、大井と渡り歩き、再び笠松に戻って6歳となった現在も現役で競走生活をつづけている。「コパノサムタイムもそうですし、4番仔のコパノミザールもデビュー当初は角川厩舎で管理してもらっていました。サラヒメも兄弟をよく知る角川先生にお願いしたらどうですかと、オーナーにはお勧めしたんです」と入厩に至る経緯を教えてくれた。

 サラヒメは、フリオーソの2世代目産駒にあたる。「母のサムタイムレーターが小柄で産駒も小さく出る傾向があったので、骨量が豊富で雄大な馬格の種牡馬を選びました。また母の血統が、マルゼンスキー~エンドスウィープとスピード系の血が重なっていますので、フリオーソならある程度の距離にも対応できるだろうという狙いもありました」と、その配合理由について説明。同様の理由で昨年配合したスマートファルコンの仔が今春に生まれており、母に寄り添いながら元気に放牧地を駆けまわっている。「今年生まれた当歳も牝馬ですが馬体は良く、サラヒメの同じ時期よりも見栄えがしますね。間もなく離乳を迎えますが、順調に競走馬への道を歩んでほしていです。母のサムタイムレーターは今年、エスポワールシチーの仔を受胎しており、来春の誕生が待ち遠しいです」と半妹やお腹の仔にも期待を寄せる。

 「今後もサラヒメには無理をせず、間隔を空けながら目の前のレースをひとつひとつ頑張って走ってほしいです。そしてまたオーナーに勝利の喜びを届けてくれれば、生産者としても最高に幸せに感じます」と話す西村さん。JAしずないの組合長として地域全体の農業振興を担う立場にありながらも、生産馬の話をする西村さんの顔は、いち生産者の愛情に満ち溢れていた。


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