重賞ウィナーレポート

2015年04月11日 NZトロフィー G2

2015年04月11日 中山競馬場 曇 稍重 芝 1600m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:ヤマカツエース

プロフィール

生年月日
2012年03月22日 03歳
性別/毛色
牡/栗毛
戦績
国内:9戦3勝
総収得賞金
444,652,000円
キングカメハメハ
母 (母父)
ヤマカツマリリン  by  グラスワンダー(USA)
馬主
山田 和夫
生産者
岡田牧場 (静内)
調教師
池添 兼雄
騎手
池添 謙一
  • 母ヤマカツマリリン、当歳の半弟。繁殖スタッフの(左から)渡辺さん、林さん、平野さん
    母ヤマカツマリリン、当歳の半弟。繁殖スタッフの(左から)渡辺さん、林さん、平野さん
  • 母ヤマカツマリリンと当歳(父へニューヒューズ)~目名繁殖分場
    母ヤマカツマリリンと当歳(父へニューヒューズ)~目名繁殖分場
  • 岡田牧場本場
    岡田牧場本場
  • 目名共同育成トレーニングセンター
    目名共同育成トレーニングセンター

 ニュージーランドトロフィー(G2)を制したのは、新ひだか町目名の岡田牧場生産のヤマカツエース。7番人気ながら直線で鋭く抜け出る強さを見せた。 

 岡田牧場にとっては、2001年のCBC賞(G2)(勝馬リキアイタイカン)以来14年振りの重賞制覇となった。

 1935年創業。過去にサンドピアリス(エリザベス女王杯(G1))、タマモストロング(マーチS(G3))、キタヤマザクラ(京都4歳特別(G3))などの重賞馬を輩出している名門牧場だけに意外な気がする。岡田牧場は、生産牧場ランキングには、毎年のように上位に名を連ねながら、しばらく重賞勝ちする生産馬が出ていなかっただけに牧場の喜びも大きい。

 岡田牧場を仕切る岡田隆寛さん(牧場の名義は母親の仍美さん)は「そろそろ重賞を取りたいと思っていましたから嬉しいですよ。お産が忙しく(繁殖牝馬60頭を飼養)競馬場に応援に行けなかったのが残念です。久しぶりなので勝った事よりお祝いの電話や花のお祝いが多くて驚きました。」と喜びを語っている

 レース当日は一人で居間のテレビで応援したそうだが、その夜は焼き肉屋の手配をして、従業員20名を含め総勢30名ほどでお祝いをしたという話に、喜びの大きさを感じる。

 本馬の母はヤマカツマリリン(父グラスワンダー)。先代の父義一さんが、キーンランドで購入した繁殖牝馬イクセプトフォーワンダ(CAN、父Tejabo)が唯一残した牝馬だ。中央のオープンで2着2回という成績を持ち、将来を嘱望されながらも骨折で繁殖となった。「イクセプトフォーワンダは、米国でG3の重賞を1回勝っただけの馬で、血統もずば抜けて良いとは言えない。でも、とても良い形の馬を出します。ヤマカツマリリンもそれを引継いで良い仔を出してくれます。」と岡田さん。本馬はヤマカツマリリンの初仔で、2番仔の2歳牝馬(父マンハッタンカフェ)、3番仔の1歳牝馬(父ハービンジャー)、それに3月産まれた当歳牡馬(父ヘニューヒューズ)と、みな馬体の形が良く将来楽しみな産駒が揃ったそうだ。

 本馬は、育成・トレーニングの環境にも恵まれていた。岡田さんが代表となる目名トレーニングセンターは、屋内坂路など充実した施設を持つ。そこで鍛えあげられた当時のスタッフも乗り味の良さに手ごたえを感じていたという。

 岡田さんは「ヤマカツエースはレースを使いながら良くなってきた馬です。これからも楽しみです。」と、次走予定されるNHKマイルC(G1)への期待も高まる。

 ビッグレッドファームの岡田繁幸さん、岡田スタッドの岡田牧雄さんとは親戚にあたる岡田牧場の岡田隆寛さん。今後も岡田一族の活躍に注目が集まりそうだ。