重賞ウイナーレポート

2012年08月05日 レパードS G3

2012年08月05日 新潟競馬場 晴 良 ダ 1800m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:ホッコータルマエ

プロフィール

生年月日
2009年05月26日 03歳
性別/毛色
牡/鹿毛
戦績
国内:9戦4勝
総収得賞金
1,078,706,000円
キングカメハメハ
母 (母父)
マダムチェロキー by Cherokee Run(USA)
馬主
矢部 幸一
生産者
市川フアーム (荻伏)
調教師
西浦 勝一
騎手
幸 英明
  • 母マダムチェロキーと市川久さん(真ん中)
    母マダムチェロキーと市川久さん(真ん中)
  • 今年はゴールドアリュールを受胎
    今年はゴールドアリュールを受胎
  • 当歳は父ハーツクライの牝馬
    当歳は父ハーツクライの牝馬
  • 花に囲まれた牧場看板
    花に囲まれた牧場看板

 3歳馬のダート重賞、第4回レパードS(G3)は、2番人気のホッコータルマエが逃げるダノンゴールドを捉えに早め抜け出し先頭へ、そのまま後続をクビ差凌ぎきり重賞初制覇を飾った。

 ホッコータルマエを生産したのは、浦河町の市川ファーム。98年のマイラーズC(G2)など重賞3勝をあげたビッグサンデーを送り出している牧場だ。4代目となる市川久さんが中心となり、10頭の繁殖牝馬を繋養、日々の作業に追われ滅多に競馬場には行けないそうだが、レース当日は妻・章代さんと共に現地で応援していた。

 「たまたま同じ日に2頭の生産馬が出走することになり、せっかくだから応援に行こうかという話になったんです」と久さん。同日、新潟2Rの未勝利戦に出走したカーバ(牡3歳、父シンボリクリスエス、母キタノスザク)は、見事市川夫婦の目の前で初勝利をあげた。

 「夫婦で競馬場へ行ったのは生産馬、タガノマーシャルの菊花賞(G1)以来(9着)で6年振りでした。勝つ姿が見れて、口取りにも参加できたしもう満足してしまって、リラックスしながらメインレースを待ちました」と笑う章代さん。しかし、勝利の女神はまだ微笑み続けていた。当日の新潟は32度という真夏日。暑さに負けてクーラーの効いたスタンドから出れなかったという久さんを置いて、章代さんはパドックへ向かった。「人間は暑さでヒーヒー言ってるのに、パドックに出て来たタルマエはとっても元気そうで。レースが終わった後もすぐ息が整っていて、凄いなぁ、偉いなぁと感心してしまいました」と笑った。

 ホッコータルマエの母、マダムチェロキーは、久さんの友人でもある山下恭茂牧場の生産馬。数々の偶然が重なって市川ファームの一員となった。

 「マダムチェロキーの母アンフォイルドは一緒にアメリカへ行った時に購入してきた繁殖で、丁度山下さんのところへ様子を見に行った時に産気付き、生まれたのがマダムチェロキーなんです。自分の生産馬じゃないのにお産を手伝って、その後もいろいろと関わる機会があり、なんとなく縁を感じてはいましたね」と久さんは振り返る。そして市川ファームとして馬主申請をした年、マダムチェロキーの購入を打診された。「繁殖にしてもいい血統でしたし、馬主登録したからには何か走らせないといけない。即決でした」こうしてマダムチェロキーは市川ファーム所有馬第1号として競走馬デビューを果たし、4勝をあげて牧場へやって来た。

 「マダムチェロキーは現役時46戦をこなしたように丈夫な馬。悍性のキツさが勝負根性に繋がるタイプで、その辺りは産駒にも伝わっています。ただ、ホッコータルマエは牧場時代とっても大人しい馬だったんです。それでも今回のように迫られても絶対に譲らない根性を内に秘めていたんですね」と久さんは冷静に分析していた。

 秋にはダート界の重鎮たちとの戦いが待っている。生まれ持った丈夫さと勝負根性を武器に、3歳のニューヒーローが新しい歴史を切り開いてくれることだろう。


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