重賞ウィナーレポート

2011年01月10日 フェアリーS G3

2011年01月10日 中山競馬場 晴 良 芝 1600m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:ダンスファンタジア

プロフィール

生年月日
2008年04月02日 03歳
性別/毛色
牝/鹿毛
戦績
国内:4戦3勝
総収得賞金
92,899,000円
馬主
(有) 社台レースホース
生産者
社台ファーム (千歳)
調教師
藤沢 和雄
騎手
A.クラストゥス

 ダンスファンタジアのことを、デビュー前から知っているという競馬ファンは多いことだろう。桜花賞(G1)とヴィクトリアマイル(G1)を制したダンスインザムードの初仔で、近親には菊花賞馬ダンスインザダークという良血馬。注目の2歳馬としても大きく取り上げられていたが、その期待通りにメイクデビュー、赤松賞と快勝。阪神JF(G1)でも2番人気の支持を集めた。

 「デビュー前だけでなく、産まれた頃から常に注目される存在でしたが、ダンスファンタジア自身は周囲の目を気にすることもなかったようです。仲間の馬たちとはもちろんのこと、人間との関係も良かったですね」とは社台ファームの斎藤孝調教主任。何をするにでも行儀が良くて、調教を進めた牝馬にありがちな馬体の減りを心配しなくていいほどに飼い葉もよく食べていたというダンスファンタジアは、調教の動きも秀でていた。

 「お母さんのダンスインザムードもここにいた頃は文句の付けようのない馬でしたが、親子揃って絵に描いたような優等生でした。本当に手がかからなかったので、この馬のことで管理をする藤沢(和雄)先生から怒られることはない自信がありました(笑)」(斎藤調教主任)

 だが、母仔2代G1制覇がかかった阪神JF(G1)では、優等生が一転、パドックからイレ込んだ様子を見せるようになり、レースでもひっかかるような走りを見せて9着に敗れた。「精神面を含めてダメージの残るレースになってしまいました。この時期の牝馬にとって回復は難しいことだと思うのですが、パドックでの姿、そしてレース内容など、前走からそれほど時間が無かったのにもかかわらず、見事に立ち直ってくれたダンスファンタジアの姿がありました。藤沢先生の采配に感謝と尊敬の気持ちで一杯です」(斎藤調教主任)

 「これでクラシック戦線が楽しみになってきますね」、と笑みを浮かべる斎藤調教主任。母仔G1制覇の偉業は、母も制した桜花賞(G1)の舞台で叶うこととなるのかもしれない。