重賞ウィナーレポート

2006年02月26日 阪急杯 G3

2006年02月26日 阪神競馬場 曇 不良 芝 1400m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:ブルーショットガン

プロフィール

生年月日
1999年05月02日 07歳
性別/毛色
牡/鹿毛
戦績
国内:47戦7勝
総収得賞金
226,458,000円
サクラバクシンオー
母 (母父)
オギブルービーナス  by  スーパークリーク
馬主
(株) 荻伏レーシング・クラブ
生産者
武 牧場 (静内)
調教師
武 宏平
騎手
松永 幹夫
  • 母オギブルービーナス
    母オギブルービーナス
  • 喜びの牧場スタッフ~右2番目が山ノ井場長
    喜びの牧場スタッフ~右2番目が山ノ井場長
  • 期待される一歳の全弟
    期待される一歳の全弟
 武牧場は、JBBA、アロー、レックスなどスタリオンの並ぶ静内町田原の二十間道路にあります。60haほどの牧場には500mと1000mの走路を持ち、繁殖から育成、馴致、最終調教までを15名のスタッフで行なっており、繁殖牝馬は30頭程、育成馬は約20頭を繋養している。
生産馬の重賞制覇はエビスクラウン(1982年京王杯スプリングH)以来となり、牧場スタッフの皆さんは明るい笑顔を見せており、久し振りの重賞制覇に喜びも大きい様子。

 本馬の誕生から世話をして、育成時には乗り役も務めた場長の山ノ井さんも満面の笑みを見せながら語ってくれる。「幼駒の時から、普段は手のかからない仔ですが、乗ると直ぐに行きたがって大変でした。デビュー後も休養で戻った時など相変わらず調教では苦労しましたよ。小さめの仔でしたので、ここまで走ってくれるとは思いませんでした。最近は大人になったようですね。レースも上手くなりました」と本馬への思い入れは大きく、厩舎(武宏平)スタッフの努力に感謝している様子が伺える。

 本馬の7歳での重賞初制覇は、騎乗の松永幹夫騎手引退へ有終の美を飾る形となった。豪快に追い込み、先頭で押し切った強いレース展開に山ノ井場長は「さすがにゴール前では、熱くなって力が入りましたね。不良馬場を克服してくれたし、本馬も松永騎手に応え(最後の重賞制覇を)プレゼント出来ましたね」と、多くのファンの記憶に残りそうな優勝に嬉しそう。

 本馬の母はオギブルービーナス(母の父スーパークリーク)。同牧場が繁殖牝馬として導入し、その第1仔が本馬、半弟に「ダートが良さそう」(山ノ井場長)という3歳現役のブルーゲッタウェイ(父クロフネ)がいる。また、今年一歳になった全弟の仔は「兄(本馬)と似ていますよ。兄以上かもしれません。乗るのが楽しみです。」(同)とこちらの期待も膨らむ。

 山ノ井場長は最後に「本馬もこれで高松宮記念に行けそうですね。出来たら競馬場に応援に行きたいです。それとうちの“育成”にも注目して頂きたいですね」と本馬の活躍に今後の意欲を語っていました。