重賞ウィナーレポート

2019年04月21日 マイラーズC G2

2019年04月21日 京都競馬場 晴 良 芝 1600m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:ダノンプレミアム

プロフィール

生年月日
2015年04月03日 04歳
性別/毛色
牡/青鹿毛
戦績
国内:7戦6勝
総収得賞金
418,129,000円
ディープインパクト
母 (母父)
インディアナギャル(IRE)  by  Intikhab(USA)
馬主
(株) ダノックス
生産者
ケイアイファーム (三石)
調教師
中内田 充正
騎手
川田 将雅

 安田記念(G1)へと向かう重要な1戦「第50回読売マイラーズカップ(G2)」は新ひだか町のケイアイファーム生産馬ダノンプレミアムが2番手追走から楽に抜け出して1分32秒6の好タイムで優勝し、通算成績を7戦6勝とした。ケイアイファーム生産馬の重賞勝利は今年3月の金鯱賞(G2)(優勝馬ダノンプレミアム)に続いて、2019年3勝目。父ディープインパクトにとっては昨年のサングレーザーに続いて2年連続勝利となり、JRAの重賞は2019年11勝目、通算では200勝目のメモリアル勝利となった。

 レースを競馬場で観戦していたという同ファームの中村智幸ゼネラルマネージャーは「前走の金鯱賞(G2)が、約10か月ぶりのレースでしたので、その反動を心配していましたが、スローな流れになりましたが上手に折り合い、今回もこの馬らしいパフォーマンスを見せてくれたことにほっとしています。これも、中内田厩舎の方々がしっかりと仕上げてくれたおかげと感謝します」と、単勝130円という圧倒的人気に応えてくれた愛馬の走りにほっとしたような表情でレースを振り返ってくれた。

 改めて牧場時代のことを伺うと「期待していた繁殖牝馬にディープインパクトを配合して生まれた牡馬ですから、期待度の高さはトップクラスでした。とても賢い馬で、扱いやすかったことが印象に残っていますが、乗り運動をスタートさせてからは背中の良さを感じました。2歳6月にデビューしているように、順調でしたよ」と話してくれた。

 そのデビュー戦を圧勝したダノンプレミアムは、2戦目に重賞タイトルを勝ち取ると、不敗のまま2歳王者となり、年明けの弥生賞(G2)も完勝。クラシック第1弾の皐月賞(G1)は圧倒的な人気が予想されたが挫石のために出走が叶わず、ぶっつけとなったダービー(G1)でもコンマ2秒差と見せ場を作っている。

 陣営からは安田記念(G1)出走が表明された。今回は、ダービー(G1)以来となるG1挑戦となるが「この馬は、高い能力を持っていると同時に人間が要求することをしっかりと理解してくれる賢い馬。次走(安田記念(G1))は今まで以上に強い相手との競馬になると聞いています。強い相手には敬意を表しますが、とにかく無事に出走し、この馬らしい競馬をしてくれることを期待したいと思います」とエールを送っている。