重賞ウィナーレポート

2019年02月10日 京都記念 G2

2019年02月10日 京都競馬場 晴 良 芝 2200m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:ダンビュライト

プロフィール

生年月日
2014年03月03日 05歳
性別/毛色
牡/黒鹿毛
戦績
国内:17戦4勝
総収得賞金
323,847,000円
ルーラーシップ
母 (母父)
タンザナイト  by  サンデーサイレンス(USA)
馬主
(有) サンデーレーシング
生産者
ノーザンファーム (安平)
調教師
音無 秀孝
騎手
松若 風馬

 ダンビュライトが昨年のAJCC(G2)以来となる重賞制覇を果たした。重賞勝利はそのAJCC(G2)を含めて2勝、通算成績は18戦4勝(うち海外で1戦0勝)となる。

 「レース内容も良かったですし、鞍上の松若騎手が馬の特徴を掴んだ騎乗をしてくれたと思います」と話すのは、ノーザンファーム早来の横手裕二調教主任。ダンビュライトには一昨年のサンタクロースS以来の騎乗となる松若騎手だが、その時を含め、騎乗機会は3戦3勝。横手調教主任の話すとおりに、ダンビュライトの特徴を掴んだ騎乗ができているとも言える。

 昨年はクイーンエリザベス2世S(G1)で初の海外遠征を果たした一方で、天皇賞(秋)(G1)はレース前の放馬で競走除外の憂き目に遭うなど、様々な経験を重ねてきたダンビュライト。それでもコンスタントにレースを使われながら大崩れしなかったのは、父ルーラーシップ譲りと言える地力の高さとも言えるのではないだろうか。

 そのルーラーシップもまた、横手調教主任が厩舎長時代に手がけてきた育成馬となる。

 「ルーラーシップの産駒は、父と同様にしっかりと走ってくれる印象があります。最近ではダートでも結果を残しつつありますし、まだまだ優れた産駒成績を残してくれそうです」(横手調教主任)

 昨年はテトラドラクマがクイーンC(G3)を優勝。また皐月賞(G1)ではサンリヴァルが2着、オークス(G1)でもリリーノーブルが2着とクラシックに属した活躍馬も送り出されている。また、ジャパンC(G1)でも産駒最初のG1馬であり、菊花賞(G1)を制してクラシックウイナーとなったキセキが2着に入着。ゴール前でアーモンドアイに交わされたはしたものの、自身も世界レコードを上回るハイラップを刻んでおり、改めて父譲りといえる能力の高さを証明してみせた。

 「ルーラーシップの産駒は成長力もあると思いますし、ダンビュライトもこの勝利をきっかけとして、更に大きなタイトルも期待できそうです。ゆくゆくはルーラーシップの代表産駒となれるような活躍も見せてもらいたいです」(横手調教主任)