重賞ウィナーレポート

2018年07月08日 七夕賞 G3

2018年07月08日 福島競馬場 曇 良 芝 2000m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:メドウラーク

プロフィール

生年月日
2011年04月05日 07歳
性別/毛色
牡/鹿毛
戦績
国内:34戦6勝
総収得賞金
230,109,000円
タニノギムレット
母 (母父)
アゲヒバリ  by  クロフネ(USA)
馬主
吉田 勝己
生産者
ノーザンファーム (安平)
調教師
橋田 満
騎手
丸田 恭介

 11番人気で迎えたこの七夕賞(G3)。単勝オッズは100.8倍。メドウラークの騎乗育成を手がけ、出走するレースのほとんども、馬券を買って応援してきたノーザンファーム早来の林宏樹調教主任。しかしながら、今回は所用もあって馬券の購入もできなかったどころか、その所用がレースの時間になっても終わらず、初重賞制覇を知らされたのもレース後、育成スタッフからの「おめでとうございます!」という電話だった。

 「電話をもらったときにはビックリしました。条件を問うことなく、いつも惜しいところまでは来ていましたし、いつかチャンスがあるとは思っていましたが、それが今回だったのかという、驚きの方が大きかったですね」と笑顔を見せる林調教主任。その林調教主任は以前から、「メドウラークには重賞でも期待している」との言葉を聞いてきたが、500万下から破竹の4連勝でオープン入りを果たした、4歳時は、まさにその言葉が事実になるのではと思えた。

 「4連勝は並の馬ではできないことですからね。それでもまだ、この時期でも完成仕切っていなかったのでしょうし、先日、橋田厩舎を訪ねた際にメドウラークと久しぶりに会った際に、それを改めて思いました」

 育成時はおとなしく、見た目よりも線の細い印象があったというメドウラーク。しかし、馬房の外から見たその姿はまるで種牡馬のような逞しさがあり、まだ、近くで確かめようと馬房の扉を開けたとき、橋田厩舎のスタッフが、「人を襲ってくるので気をつけてください!」と話してきたという。

 「馬体だけでなく、精神面でも強くなったのでしょう。今回のように緩い馬場も苦にしない力強さもありましたし、勝つべき要素が全て揃っていたのでしょう」

 この勝利を携えて、今年のサマー2000シリーズの覇者を目指すこととなったメドウラーク。これが約3年ぶりの勝利となったが、この勝利をきっかけとして、再び連勝を重ねていくのかもしれない。

 「レースの後は、橋田先生に『今後もよろしくお願いします』とお伝えしました。年齢を感じさせない程の若々しさもあると思いますし、次走もいいレースを見せてもらいたいです」