重賞ウイナーレポート

2018年04月28日 青葉賞 G2

2018年04月28日 東京競馬場 晴 良 芝 2400m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:ゴーフォザサミット

プロフィール

生年月日
2015年04月02日 03歳
性別/毛色
牡/黒鹿毛
戦績
国内:6戦3勝
総収得賞金
76,856,000円
ハーツクライ
母 (母父)
ラグジャリー(USA) by Storm Cat(USA)
馬主
山本 英俊
生産者
矢野牧場 (静内)
調教師
藤沢 和雄
騎手
蛯名 正義

 2着までに日本ダービーの優先出走権が与えられるダービートライアル「第25回青葉賞(G2)」。昨年はここを勝ったアドミラブルがダービー本番で1番人気に推され、過去においてはフェノーメノ、ウインバリアシオン、ゼンノロブロイ、シンボリクリスエスらの優勝馬がダービー(G1)で2着するなど関連性の高いレースとしても知られている。

 今回、東京競馬場の長い直線を利して堂々と突き抜けたのは、かつて生産馬アローキャリーで桜花賞(G1)を勝った新ひだか町の矢野牧場が生産したゴーフォザサミットだった。

 同牧場の矢野亨憲代表は「もちろん期待はしていましたが、まだ成長途上で、秋になればと言われていた馬。レースの前は、先々につながるようなレースをして欲しいという思いでした」と競馬場でレースを見守っていたそうだ。ファンファーレがなり、ゲートが開くと過去2戦が嘘のような好スタート。そのまま流れにのり、最後の直線では弾けるように伸びた。

 「楽に良いポジションが取れましたし、最後は勢いが違っていましたので、抜け出したときには勝利を確信しました。強い内容だったと思います」と、デビュー6戦目で重賞ウイナーの仲間入りを果たした生産馬の活躍に笑顔を見せた。

 ゴーフォザサミットの母ラグジャリーは2004年キーンランドのノベンバーセールで購入した。「事前にリストアップした馬が高騰し、なかなか買えずに諦めかけていたときに名簿上で見つけた馬でした。上場当時、まだ6歳という年齢に加えてストームキャットの肌馬。従姉妹に全欧最優秀3歳牝馬バランシーン(英オークス(G1)、愛ダービー(G1)という血統も魅力でした。セール当日に馬体を確認してせりに参加し、予算ギリギリでしたが、落札することができました。そういう意味ではラッキーでした」と、半兄ショウナンマイティ(大阪杯(G2)、安田記念(G1)2着)に続く重賞勝利を喜んでいる。

 そんなゴーフォザサミットの牧場時代は「生まれたときから大きな馬でした。その後もハーツクライ産駒らしい成長曲線をたどった馬です」。

 きっちりと馬体を仕上げて、セレクトセール当歳市場に上場。山本オーナーとめぐり合った同馬は、2歳夏の札幌競馬でデビュー。仕上がり途上だった初戦は入着にとどまったが、2戦目に初勝利をあげて、続く特別戦も優勝。2歳シーズンを3戦2勝で終えたゴーフォザサミットは、その名のとおりに頂点を目指すことになった。3歳シーズンは共同通信杯(G3)、そしてスプリングS(G2)とクラシック戦線でキャリアを磨き、晴れてダービーチケットを手にすることができた。

 「ダービー(G1)は、関係者であれば誰もが目標とするレース。生産馬を出走させられることは生産者として嬉しい限り。しかし、馬にとってはゴールではありません。悔いの残らないように、能力を出しきれるようなレースをして欲しいと思います」と、矢野代表はエールを送っている。


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