重賞ウィナーレポート

2018年04月22日 マイラーズC G2

2018年04月22日 京都競馬場 晴 良 芝 1600m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:サングレーザー

プロフィール

生年月日
2014年01月13日 04歳
性別/毛色
牡/青鹿毛
戦績
国内:13戦6勝
総収得賞金
413,087,000円
ディープインパクト
母 (母父)
マンティスハント  by  Deputy Minister(CAN)
馬主
(株) G1レーシング
生産者
追分ファーム (安平)
調教師
浅見 秀一
騎手
福永 祐一

 競馬はスピードトライアルでは無い。それでも走破タイムは能力の絶対値となる。

 このマイラーズC(G2)で従来のレコードを更新する、1分31秒3の走破時計で駆け抜けたのは、追分ファーム生産のサングレーザー。阪神C(G2)以来、約4か月の休み明けということもあってか、4番人気の評価に止まったが、芝短距離戦線の猛者を退けて、スワンS(G2)以来の重賞2勝目をあげた。

 「休み明けでしたが、TVでパドックの映像を見ていても仕上がりは良さそうでした。それでも次に繋がる競馬を見せてくれればとの思いもあっただけに、レコードでの勝利には驚かされました」と話すのは、サングレーサーの育成を手がけた、追分ファームリリーバレー事務局の太田啓司氏。ただ、レースで見せたその走りの中に、太田氏はサングレーザーの成長も感じ取っていた。

 「勝負どころでの反応が良くなったのは、調教メニューをクリアしながら基礎能力が上がったからであり、何よりもマイルの流れでも折り合いが付いていたのは、気性面の成長とも言えるでしょう」

 素材の良さを感じさせながらも、緩さが残っており育成時から本格化するのは古馬となってから、と言われていたサングレーザー。昨年の夏に牧場で調整された頃は緩さも解消されていき、その期待通りにスワンS(G2)での初重賞制覇となったが、それでも太田氏やスタッフにとっては、「しっかりしてくればまだ走る」との思いがあったという。

 次走に予定しているのは安田記念(G1)。このレースには同じ年で、同じ追分ファーム生産馬で、追分ファームリリーバレー育成馬。しかも、昨年の夏は共に牧場で調整を行った、マイルChS(G1)の優勝馬、ペルシアンナイトも出走を予定している。

 「ペルシアンナイトとサングレーザーは、担当している厩舎が違っており、サングレーザーのスタッフにとっては、次は負けたくないとの気持ちもあるかと思います。勿論、ペルシアンナイトもマイルChS(G1)のレース内容を見ていると、現在の芝短距離戦線におけるトップホースの1頭と言えますし、2着とはいえ、大阪杯(G1)でも強いレースを見せてくれました。それだけにあの頃から成長を遂げているサングレーザーが、その時の差をどこまで縮めているのかも楽しみです」

 「できることなら、安田記念(G1)は2頭でワンツーフィニッシュを飾ってもらいたいですね」とも話した太田氏。同じ生産牧場ながら、個々の馬を扱う関係者にとってはライバルと言えるサングレーザーとペルシアンナイト。ここでも競走馬としての「強さ」をペルシアンナイトが証明するのか、もしくは競走馬としての「速さ」を証明したサングレーサーが逆転するのか。いずれにしろ、G1という最高の舞台で、追分ファーム生産馬のワンツーフィニッシュは十分にありそうだ。