重賞ウイナーレポート

2016年12月17日 ターコイズS(重賞)

2016年12月17日 中山競馬場 晴 良 芝 1600m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:マジックタイム

プロフィール

生年月日
2011年02月15日 05歳
性別/毛色
牝/黒鹿毛
戦績
国内:22戦6勝
総収得賞金
219,539,000円
ハーツクライ
母 (母父)
タイムウィルテル by ブライアンズタイム(USA)
馬主
(有) サンデーレーシング
生産者
ノーザンファーム (安平)
調教師
中川 公成
騎手
C.ルメール

 昨年から牝馬の重賞競走として創設されたターコイズS。今年、優勝馬として歴史に名を刻んだのはマジックタイムとなった。

 今年の春、同条件(中山芝1600M)のダービー卿ChT(G3)で重賞初勝利をあげていたマジックタイムは、コース実績と重賞での堅実なレースぶりもあってか、1番人気の支持を集める。スタートしてしばらくは後方からレースを進めるも、コース巧者であることを証明するかのように、直線一気の末脚で先行勢を差し切ってみせた。

 「直線に向いた時には前がふさがっていたので、前の馬を捕らえられないのではと一瞬、思いました。それでも進路を見つけて抜け出してくるところは、さすがルメール騎手だとうなりましたね」と話すのは、マジックタイムの育成を手がけた、ノーザンファーム空港牧場の窪田淳調教主任。多くの牝馬の育成調教に携わってきた窪田調教主任であるが、マジックタイムは同じ牝系を持つ育成馬も数多く携わってきた、馴染みのある血統馬であった。

 「母であるタイムウィルテルの血統は気性的に難しい馬が多く、育成時のマジックタイムにも、そうした気性は垣間見えました。ただ、競走馬としての高い能力を随所に感じさせていたのも事実でした」(窪田調教主任)

 しかも、マジックタイムに古馬となってからの大成も感じ取っていた窪田調教主任は、その成長曲線にあった調教を行っていく。それでも高い能力を証明するかのように2歳時に2勝をあげ、3歳時にはクイーンC(G3)で2着に入る活躍も見せると、オークス(G1)にも出走。しかし、その後は条件戦で勝ちきれないレースが続いていく。

 「それでも、ノーザンファーム天栄のスタッフからは精神面も大人になってきていたと聞いていましたし、能力の高さをレースの中で発揮できるように、走るフォームも変わってきたように感じていました」(窪田調教主任)

 それが結果として証明されたのがダービー卿ChT(G3)であり、そしてこのターコイズSと言えるのだろう。それにしても2016年は8戦3勝、2着2回、3着1回、うち重賞2勝をあげ5歳を迎えた昨年ですっかり本格化した印象を受ける。

 「クラブの規定もあり、今年の春での引退が予定されています。今の躍進ぶりからして、まだまだ走れそうな印象もありますが、状態がいい時期に引退させた方がいいお母さんになってくれるのではとも思います。それだけに有終の美を飾ってもらいたいですね」

 ラストランの舞台も、どうやら得意とする中山競馬場になりそうなマジックタイム。いつかはその娘たちも、この血統をよく知る窪田調教主任の元で管理をされていくのだろう。


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