重賞ウイナーレポート

2016年04月03日 ダービー卿ChT G3

2016年04月03日 中山競馬場 曇 良 芝 1600m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:マジックタイム

プロフィール

生年月日
2011年02月15日 05歳
性別/毛色
牝/黒鹿毛
戦績
国内:17戦5勝
総収得賞金
219,539,000円
ハーツクライ
母 (母父)
タイムウィルテル by ブライアンズタイム(USA)
馬主
(有) サンデーレーシング
生産者
ノーザンファーム (安平)
調教師
中川 公成
騎手
A.シュタルケ

 阪神JF(G1)以降、6度目となる重賞挑戦となったダービー卿ChT(G3)。16頭の出走馬の中で唯一の牝馬だったマジックタイムは、G1馬を含む重賞勝ち馬を向こうに回し、最後の直線では内から鋭い決め手で勝利を飾った。

 「育成時から高い能力を感じ取っていました。それでも心身共に幼さも見られており、本当に良くなってくれるのは、古馬になってからだとも思っていました」とは、育成を手がけたノーザンファーム空港牧場の中川晃征厩舎長。2歳時には阪神JF(G1)に出走、3歳時にはクイーンC(G3)で2着に入り、フローラS(G2)でも1番人気の支持を集めたマジックタイムではあったが、その後は勝ちあぐねるレースが続く。

 昨年の秋には1000万下からのスタートを余儀なくされたが、力の違いで再びオープンに昇格。ちょうどその頃、中川厩舎長は、中間の調整を管理していたノーザンファーム天栄のスタッフから、「馬がしっかりとしてきた」という言葉を聞いていた。

 「飼い葉の食いも良くなって、馬体も増えてきただけでなく、精神面でも安定してきたそうです。成長を促しながら進めてくれた天栄のスタッフ、何よりも大切に育ててくれた中川先生や、厩舎スタッフの皆さんに感謝するしかありません」(中川厩舎長)

 5番人気での出走となったこのダービー卿ChT(G3)であったが、追い切りで昨年の有馬記念(G1)の勝ち馬となったゴールドアクターを煽った姿に、中川厩舎長は好走を期待していた。

 「53㎏の斤量で出走出来ると知った時には、十分にチャンスがあると見込んでいました。その斤量で騎乗してくれたシュタルケ騎手も、完璧な騎乗を見せてくれましたし、先々に繋がる重賞勝利ともなりました」

 マジックタイムの成績を見ていくと、ダービー卿ChT(G3)が行われた中山コース以外の4勝は、いずれも左回りの東京競馬場、新潟競馬場であげたもの。とりわけ東京競馬場では2着3回という、名うての東京巧者でもある。

 「次走はヴィクトリアマイル(G1)を予定していると聞いていますが、東京コース、そしてマイルはこの馬に取ってベストな条件だと思っていますし、どんなレースをしてくれるのか本当に楽しみです。また、ハーツクライ産駒らしい成長力に加え、母(タイムウィルテル)も息の長い活躍をしてくれた馬だけに、これから競走馬としてのピークが来るのかも知れません」(中川厩舎長)

 その言葉が真実となりそうなヴィクトリアマイル(G1)が、今から待ち遠しい。