重賞ウイナーレポート

2010年11月13日 京王杯2歳S G2

2010年11月13日 東京競馬場 晴 良 芝 1400m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:グランプリボス

プロフィール

生年月日
2008年03月28日 02歳
性別/毛色
牡/鹿毛
戦績
国内:3戦2勝
総収得賞金
513,291,000円
サクラバクシンオー
母 (母父)
ロージーミスト by サンデーサイレンス(USA)
馬主
(株) グランプリ
生産者
ノーザンファーム (安平)
調教師
矢作 芳人
騎手
M.デムーロ

 今年の札幌2歳S(G3)を優勝したオールアズワン。実はデビュー戦となる8月14日に札幌競馬場の芝1500mで行われたメイクデビューでは2着に敗れているが、その時の勝ち馬こそが、京王杯2歳S(G2)の優勝馬となったグランプリボスである。

 グランプリボスは父サクラバクシンオー、母ロージーミストとの間に生まれ、その年の「セレクトセール2008」では、2700万円(税抜き)で(株)グランプリによって落札されている。

 俗に言う「伝説のメイクデビュー」となりそうな気もしてくるが、育成を施してきたノーザンファーム空港牧場の今井翔一さんにとっては、このメイクデビューの勝利も、また今回の重賞制覇は喜ばしくもあり、また驚きでもあった。

 「能力は高い馬だとは思っていました。ただ、その能力が開花するのはまだ先だろうと思っていたので、まさかこの時期に重賞馬となるとは思ってもみなかったことでした」(今井さん)

 このレース、2着に入ったリアルインパクトもまた、ノーザンファームの生産で、そして同じノーザンファーム空港牧場で育成調教を行ってきた馬。傍目には素晴らしい環境と高いレベルで切磋琢磨してきた結果が、重賞のワンツーフィニッシュとなったのではないかという気もしてくるが、育成時のグランプリボスは、重賞ウイナーとなった今の姿が信じられないほどの一面を持っていた。

 「狭いところが苦手な馬で、洗い場、馬運車、そしてゲートと、とにかく馴致に時間を要しました。特にゲート練習には毎日30分強の時間をかけて取り組みました」(今井さん)

 調教でどんな動きをしていたかということよりも、日々のゲート練習のことが思い出されます、と今井さんは笑う。でもその努力が実ったと言えるのか、デビューからの3走を振り返っても、ゲートの難しい馬という印象は全く感じられない。

 重賞ウイナーとなったグランプリボスが次に目指すのは、2歳牡馬にとって暮れの大一番とも言える朝日杯FS(G1)となった。「次はG1レースですし、応援に行ってこようと思います。牧場にいた頃からどれだけ成長しているのかも楽しみですね」と今井さん。

 ライバルのオールアズワンはラジオNIKKEI賞(G3)に向かう公算が大きく、再戦は来年以降となりそう。その時はオールアズワンがメイクデビューの借りを返すのか、メイクデビューの時と同じくグランプリボスが挑戦を退けるのか。いずれにせよ、同じメイクデビューから重賞勝ち馬となった2頭の行く末が楽しみでならない。


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