重賞ウイナーレポート

2005年03月26日 日経賞 G2

2005年03月26日 中山競馬場 晴 良 芝 2500m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:ユキノサンロイヤル

プロフィール

生年月日
1997年04月10日 08歳
性別/毛色
牡/青鹿毛
戦績
国内:53戦7勝
総収得賞金
271,037,000円
サンデーサイレンス(USA)
母 (母父)
マイアミガルチ(USA) by Gulch(USA)
馬主
井上 基之
生産者
川上 悦夫 (新冠)
調教師
増沢 末夫
騎手
小野 次郎
  • 広い放牧地を持つ川上悦夫牧場
    広い放牧地を持つ川上悦夫牧場
 本馬のふるさとは新冠町東泊津の川上悦夫牧場。新冠川と静内川の間に続く長い丘陵地帯に約100haの敷地をもち、繁殖牝馬と育成馬それぞれ約40頭を10名のスタッフで繋養している。経営者は川上悦夫氏、血統や土壌作りに研究熱心な方で、嘗てマヤノトップガン(‘95年菊花賞・有馬記念などGⅠ4勝)、ナリタタイシン(’93年皐月賞など)他、数多くの活躍馬を輩出している。しかし、昨年1年間は重賞馬が出なかっただけに、本馬の殊勲に喜びは大きい。

 川上社長は、今回のレースを出張先の旧高崎競馬場の厩舎で観戦したそうだが「きわどい勝ち方だったけれど、良く勝ってくれた。嬉しいですよ。ほんとに丈夫な馬で、もう8歳ですよ、重賞の一つはとって欲しいと思い続けてきましたが、ようやく叶いました。」と本馬を讃える。本馬の幼駒の頃を「体が薄く、あまり目立たない仔でしたが丈夫でしたね。父親譲りの皮膚の薄さと柔らかな体質を持っていて、1歳になると見違えるように良い馬になりました。」と振り返り、当時から期待していた様子が伺える。
 本馬のデビューは2000年1月5日の中山6Rサラ系4歳(現3歳)新馬戦での優勝となるが、同日、他競馬場でも同牧場の生産馬サンデーイチオー、フューチャサンデー(‘00年クイーンC)が新馬戦を勝ち、父を同じくした3頭の同牧場産の仔が1日で3つの新馬戦を制する快挙になったという。

 本馬の母はマイアミガルチ(母の父Gulch)。米国で2勝を挙げた後、同牧場に輸入された期待馬。川上社長は「ノーザンダンサーの入らない血統が欲しかった。」と独自の考えで選ばれた訳だが、本馬は5代先までは近親を持たない。
 本馬は初仔になるが、半弟のナスケンエアスト(父ブライアンズタイム)7歳も中央2勝をあげ現役で活躍中。5歳半弟アルタネート(父カーネギー)は中央2勝後、現在地方で1勝を上げている現役馬。4歳半弟タクミ(父スピニングワールド)は地方デビューして1勝をあげ中央入りを目指しているという。
 母マイアミガルチは現在同町内の牧場に移動しているが、そこで2歳の半弟(父アグネスタキオン)と1歳の半妹(父ブライアンズタイム)を持つ。

 父親の良い所を仔に出す母親だが、いずれも丈夫な仔だというのは母の遺伝力と堆肥に化学肥料を使わない同牧場の環境にあるのだろうか。広い土地に悠々と放牧される馬も元気そうで、久し振りに重賞制覇をもたらした本馬の快挙に川上悦夫牧場は活気づいている。

 尚、当レース出走の注目のコスモバルクは惜敗したが、川上社長と同馬の生産牧場の加野社長とは以前より仲が良いようで、レース後に加野社長から「川上さんの馬が勝ってくれたので、うちのは負けたけど(気持ちの整理をするのに)良かったよ」とお祝いの電話が入ったそうだ。天皇賞・春に向かわない様子の本馬だが、川上社長は、胸中に当レースで得た出走枠を出来たら譲りたいという思いが走ったのではないでしょうか。第53回日経賞(GII)は、小野次郎騎乗の5番人気ユキノサンロイヤル(牡8歳、父サンデーサイレンス)が、トウショウナイトとの競り合いをハナ差制し、18回目の重賞挑戦で通算53戦目にしてついに初重賞勝ちを決めた。

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