重賞ウィナーレポート

2005年08月21日 札幌記念 G2

2005年08月21日 札幌競馬場 雨 良 芝 2000m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:ヘヴンリーロマンス

プロフィール

生年月日
2000年03月05日 05歳
性別/毛色
牝/鹿毛
戦績
国内:30戦7勝
総収得賞金
391,239,000円
サンデーサイレンス(USA)
母 (母父)
ファーストアクト(IRE)  by  Sadler's Wells(USA)
馬主
(有) ノースヒルズマネジメント
生産者
ノースヒルズマネジメント (新冠)
調教師
山本 正司
騎手
松永 幹夫
  • ▲育成部門のスタッフ(写真右、中腰が斉藤ゼネラルマネージャー)
    ▲育成部門のスタッフ(写真右、中腰が斉藤ゼネラルマネージャー)
  • ▲育成部門のスタッフ(写真右、中腰が斉藤ゼネラルマネージャー)
    ▲育成部門のスタッフ(写真右、中腰が斉藤ゼネラルマネージャー)
  • ▲繁殖の放牧風景
    ▲繁殖の放牧風景
昨年12月の阪神牝馬優勝以来、惜敗を続けた本馬が休養明けの前走(クイーンS)で2着に好走して、連闘のこのレースで重賞2勝目をあげた。本馬の休養、調整はふるさとのノースヒルズマネジメント(新冠町美宇)で行われたので、同牧場の育成部門の責任者である斉藤ゼネラルマネージャーにお話を伺った。育成場は牧場の奥手にあり、800mのダート馬場と坂路を持ち、こちらも草の刈り込みなど、手入れが良く行き届いている。

斉藤さんは、大山ヒルズ(鳥取県の同牧場育成トレーニングセンター)と管理を掛け持つため忙しい。レースの日も移動中の車を止めてカーテレビで観戦したそうだが、力の入るゴール前の競り合いに「車の中で叫んでしまいましたよ。勝てて良かった。ここですっかり元気になり、厩舎に入っても良さそうだったので、チャンスはあると思っていましたけれど」と満面の笑みを見せる。

復活を成した本馬の調整には気を使った様子だ。「5月30日に戻ってきましたが、前脚にむくみがあり、相当疲れている様子でした。クイーンS(8月14日)に出走させると聞いて、ウォーキングマシンの軽運動だけでギリギリまで休ませました。体重も50キロ位増えましたよ。7月に入って坂路から乗り運動を始めましたが、集中して走らせたり、本馬の状態を考え変則的な調教をしました。スタッフも一生懸命やってくれて、元気一杯になりましたね。この優勝にはスタッフの全員が大変喜んでいます」と調整に自信をもって厩舎に送り返したようだ。

今後、本馬はエリザベス女王杯を目指す予定が濃厚だが、斉藤さんは「GIを取って、元気に戻って来て貰いたいですね。繁殖馬として早く良い仔をつくってもらい、その仔に乗る(乗り運動する)のが今から楽しみです」と、オーナーブリーダーで調教まで行う大牧場ならではの夢を持っている。育成部門の若いスタッフたちは明るく、可能性を秘めているようで名牝系を飼養する同牧場の活躍が楽しみだ。


尚、本馬の母ファーストアクトは、現在、門別町の藤本直弘牧場に移動しているが藤本社長に聞くと「気の荒い母親で手がかかりますが、とても元気にしています。今年はボストンハーバーの女の仔が産まれましたが、良い当歳で楽しみです」と、本馬の活躍で生産馬に期待を膨らませている。第41回札幌記念(GII)が、21日、激しい雨の札幌競馬場で行われ、単勝9番人気の伏兵ヘヴンリーロマンス(牝5歳、父サンデーサイレンス、松永幹夫騎乗)が後方追走から直線一気の追い込みを決めて優勝。クイーンS(GIII)に続く2週連続重賞Vを決めた。なお、2着にファストタテヤマ(12番人気)、3着にコイントス(13番人気)が入り、3連単は275万9500円の重賞史上最高配当となった。