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<title>重賞ウィナーレポート - 競走馬ふるさと案内所</title>
<link>https://uma-furusato.com/winner_info/</link>
<description>引退した名馬の牧場見学データベース。馬、牧場、地図から検索可。見学マナー、見学Ｑ＆Ａ、馬産地の知識が学べる。</description>
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<title>阪神牝馬Ｓ　Ｇ２</title>
<link>https://uma-furusato.com/winner_info/entry-67932.html</link>
<description><![CDATA[
&emsp;「テンよし、中よし、終いよし」を体現したようなレース。なおかつ、勝ち時計の1分31秒6のレースレコード。これで自身にとって3度目のレコード更新となったように、エンブロイダリーはこの阪神牝馬S(G2)で、改めて卓越した強さと、桁違いの速さを証明した。
&emsp;「この後のG1を見据えての走りとなりましたが、前哨戦としては最高のレースになったと思います」と話すのはノーザンファーム早来の大谷渡厩舎長。昨年は桜花賞(G1)と秋華賞(G1)の二冠を制しており、この4歳世代では抜けた能力をもちあわせていることを証明。国内では同世代の馬とは初めての対決となったこの阪神牝馬S(G2)でも、世代の壁を感じさせない強さを証明した。
&emsp;「こちらではレースのラップのような調教をしていないので、初めてレコードを樹立(2歳未勝利戦)した時から、これだけの脚を持っていたのかと驚かされました。その後のレコード更新(クイーンC(G3))や、今回のレースを見て、改めて凄い馬だと思っています」
&emsp;昨年、初めての海外遠征となった香港マイル(G1)では11着に敗れているものの、その後の状態に関しては、調整先であるノーザンファーム天栄からも、順調に来ているとの連絡が大谷渡厩舎長の元には入っていた。
&emsp;その順調さを証明したのが、香港マイル(G1)からはプラス14kgでの出走となった、デビュー以来最高となる496kgの馬体重だった。
&emsp;「テレビ越しにもスケールが大きくなったとは思いましたが、そこに体高も出たイメージがありました。パドックを周回する姿からも、いい状態でレースに臨めると思っていました」
&emsp;積極的に先手を主張するメンバーが不在のレースとなった中、最内枠からの好スタートを切ったエンブロイダリーは、スピードの違いとばかりに、他の9頭を引きつれて先頭に躍り出る。
&emsp;「レース前に想像していた通りというのか、頭数的に枠的にも、前でレースをしていくのではと思っていました。これまでのレースを見ても切れ勝負というよりは、自分で速い時計を作った方が勝つ可能性も高いと見ていました」
&emsp;そのジャッジは乗り慣れているC.ルメール騎手も一緒だったのだろう。1,000m通過が58秒1となったが、そこからの上がり3ハロンを33秒5でまとめられては、後続勢の出番は無くなる。先行勢からはカムニャックが迫ってくるも、それでもクビ差残してのゴールとなった。
&emsp;「香港マイル(G1)で大敗を喫してしまったので、応援していただいたファンの方からの、信頼も取り戻すようなレースを見せて欲しいとの願いもありました。その意味でも勝ちきってくれたのは大きいと思います」
&emsp;次走はヴィクトリアマイル(G1)を予定しているが、その後の調整も順調に来ているのを証明するかのように、1週前の追い切りでも抜群の動きを見せていた。
&emsp;「左回り、そして東京芝マイルの条件は、この馬に適していると思います。メンバーは更に揃うと思いますが、エンブロイダリーらしいレースをして、いい結果を出してもらいたいです」
&emsp;ヴィクトリアマイル(G1)のレースレコードは、2019年にノームコアが樹立した1分30秒5。充実期を迎えた今のエンブロイダリーならば、あっさりと更新してしまいそうな気がしてくる。
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<pubDate>Fri, 10 Apr 2026 15:00:00 GMT</pubDate>
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<title>ＮＺトロフィー　Ｇ２</title>
<link>https://uma-furusato.com/winner_info/entry-67933.html</link>
<description><![CDATA[
&emsp;上位3着までにNHKマイルC(G1)への優先出走権が付与される「NZトロフィー(G2)」が4月11日中山競馬場で行われ、道中は2番手でレースを進めた新ひだか町の松田牧場生産の6番人気レザベーションが最後の直線でも衰えぬ脚色で1分33秒3のタイムで押し切って優勝。初の重賞挑戦で、重賞初制覇を記録した。管理トレーナーの松下武士調教師にとっては今年のチューリップ賞(G2)(優勝馬タイセイボーグ)に続くJRA重賞勝利で通算14勝目。鞍上の原優介騎手にとっては今年のフラワーC(G3)(優勝馬スマートプリエール)に続くもので通算2勝目の重賞タイトルとなった。
&emsp;リザベーションを送り出した新ひだか町の松田牧場。昭和26年創業という歴史ある牧場で、現在代表を務める松田大地社長の祖父、松田文雄氏によって馬産の歴史をスタートさせたそうで、その歴史の中で1980年のJRA賞最優秀2歳牝馬で、翌年のオークスに勝ったテンモンや2012年の新潟2歳S(G3)優勝ザラストロ、あるいは2014年の福島牝馬S(G3)、2015年の京都牝馬S(G3)を勝ったケイアイエレガントを生産している、現在は、松田社長以下3人で約20頭の繁殖牝馬を管理。「生産牧場として、日々の観察が大事だと思っています。少しでも異変に気付いたら、獣医師や装蹄師と相談してしっかりとケアをする。自分が出来ることを、手を抜かずにやり続けるだけ」と馬に寄り添った生産活動を心がけているそうだ。JRA重賞勝利は、カルチャーデイによる2023年のファンタジーS(G3)以来。「大切に育ててきている血統だけに嬉しい」と白い歯を見せた。
&emsp;この日、牧場テレビで応援していたという松田社長は「スタートがあまり上手な馬ではなく、初勝利まで時間を要した馬ですが、前走の未勝利戦が強い内容だったので、強いメンバー相手にどんな競馬をしてくれるのか楽しみにしていました」と期待を込めての応援だったそうだが「最後の直線では交わされたようにも見えましたが、本当によく頑張ってくれたと思います。すべてが上手くいったような印象ですが、レースセンスを感じさせてくれるような競馬で、馬自身の成長を感じる1戦でした」と喜んでいる。
&emsp;同馬は北海道市場セレクションセール取引馬だ。「(祖母セクシーココナッツからの血統は)牧場としても期待している血統で、生まれた時のレザベーションは少々小ぶりでしたが、とてもバランスの良い綺麗な馬でした。性格的にもファミリー特有の気の強さを持ち合わせており、私自身は高い評価をしていた馬です。せりで声がかかった時は嬉しかったです」と当時を思い出して声を弾ませた。
&emsp;ダノンプレミアムとの配合は、松田社長が決めたそうだ。「母プレノタートはフィリーズレビュー(G2)3着で、桜花賞(G1)にも駒を進めています。現役時代は芝1,400m~1,800mで3勝を記録しているように持ち味は芝のスピード競馬。それを活かすための配合ですが、上手くいきました」と笑顔を広げた。
&emsp;次走はNHKマイルC(G1)を予定している。松田牧場としては、先の天皇賞(春)(G1)ケイアイサンデラに続くG1挑戦となる。
&emsp;「さらに強い馬たちが相手になると思いますが、そこに挑戦できるのは厩舎関係者はじめ、オーナーなど関係したすべての方々のおかげだと思っています。自分はまだ仕事が残っていますので、牧場からの応援になると思いますが、ケガすることなく、悔いが残らないような競馬で、1つでも上の着順を目指して欲しいと願っています」とレースを待っている。
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<pubDate>Fri, 10 Apr 2026 15:00:00 GMT</pubDate>
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<item>
<title>日経賞　Ｇ２</title>
<link>https://uma-furusato.com/winner_info/entry-67866.html</link>
<description><![CDATA[
&emsp;レイデオロ産駒の重賞馬(アドマイヤテラ、トロヴァトーレ)の騎乗育成を手掛けてきた、ノーザンファーム空港B6厩舎であるが、そこにもう一頭、レイデオロ産駒の重賞ウィナーが加わることになった。
&emsp;今年の湾岸Sを勝利してオープン入りを果たしただけでなく、鞍上の横山典弘騎手にJRA通算3,000勝達成のパートナーとなったマイユニバース。このコンビで臨んだ日経賞(G2)を勝利して、JRAでの重賞勝利を191勝としただけでなく、自らが持つJRA最年長重賞勝利記録を更に更新してみせた。
&emsp;「横山典弘騎手がこの馬の能力を引き出す騎乗をしてくれました」と話すのは、B6厩舎の高見優也厩舎長。初勝利を挙げたのも横山典弘騎手の手綱となっただけでなく、全5勝のうち4勝をこのコンビであげている。
&emsp;「今回はハイペースで流れたレースとなりましたが、後方で上手く折り合いをつけてくれました。その一方で3勝目をあげた九十九里特別は先手を奪ってのレースとなりましたが、調整をしてくれているノーザンファームしがらきのスタッフからも、折り合い面の成長が見られると聞いていました」
&emsp;「折り合いの成長」という言葉にもあったように、育成時のマイユニバースは前進気勢がありすぎるがばかりに、距離の不安も感じさせていた。
&emsp;「ただ、調教を行ってきた中でその点も解消されてくるようになりました。札幌でデビューしたあとは勝ちきれないレースこそ続いていましたが、7月末のデビューから札幌開催の最終週まで3度レースを使えたように丈夫かつ、馬体減の心配もいらない馬でした」
&emsp;九十九里特別を勝利した後は、武豊騎手を背に菊花賞(G1)へと参戦。13着に敗れるも、横山典弘騎手に手が戻った迎春Sでは末脚を延ばして2着。湾岸Sでも上がり最速の脚を使って勝利すると、2度目の重賞挑戦となる日経賞(G2)へと挑んでいく。
&emsp;このレースは昨年の有馬記念(G1)で2着となったコスモキュランダが1番人気を集める。ブリンカーを装着したクリスマスパレードが逃げたレースは、1,000m通過のラップが59秒1というハイペースとなる。その速い流れの中、中団後方で脚を溜めていったマイユニバースは、最後の直線で大外に進路を向けると、インコースから先頭に躍り出たミクニインスパイアを、一気に交わしさっていった。
&emsp;「枠も外でしたし、逃げるか、もしくは後方から行くかのどちらかになると思っていました。あのペースを読み切ったような横山典弘騎手の読みも見事でしたが、マイユニバース自身も折り合いを付けられるようになったからこそ、最後の直線で末脚を発揮できたのだと思います」
&emsp;これで中山芝2,500mは3勝目。有馬記念(G1)と同じ舞台だけに、年末の大仕事も期待できそうだが、その前に陣営は宝塚記念(G1)の出走を表明している。
&emsp;「距離的にも適した条件だと思っています。アドマイヤテラとトロヴァトーレもそうですが、レイデオロ産駒にとって、初のG1馬となるような活躍を期待しています」
&emsp;マイユニバースは宝塚記念(G1)が行われる阪神コースでも2着の実績があり、その時も横山騎手が手綱を取っている。毎年のように強豪がひしめきあう宝塚記念(G1)だが、そこにマイユニバースが割って入る可能性は十分にありそうだ。
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<pubDate>Fri, 27 Mar 2026 15:00:00 GMT</pubDate>
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<title>ファルコンＳ　Ｇ３</title>
<link>https://uma-furusato.com/winner_info/entry-67833.html</link>
<description><![CDATA[
&emsp;NHKマイルC(G1)に向けての重要な前哨戦「第40回中日スポーツ賞ファルコンS(G3)」は、好スタートから、好位4-5番手を追走した平取町の坂東牧場が生産した1番人気ダイヤモンドノットが、残り200m付近で2着馬を振りきって先頭ゴールイン。1分19秒8(良)で通算成績を7戦3勝2着2回3着1回(重賞2勝)とした。管理した福永祐一調教師のJRA重賞勝利は昨年のターコイズS(G3)(優勝馬ドロップオブライト)以来で通算5勝目。手綱を取った川田将雅騎手にとっては弥生賞ディープインパクト記念(G2)に続く重賞勝利で今年5勝目、通算157勝目のJRA重賞タイトルとなった。
&emsp;ダイヤモンドノットを生産した坂東牧場は1950年創業。生産から育成まで一貫して行う「総合牧場」で〝ビービー〟の冠馬名でも知られるところだが、預託馬を中心とするところが特徴的。100人を超えるスタッフで生産から育成、調教までを行い、その中からアンタレスS(G3)や、東海S(G2)に勝ったプロミストウォリアや中山金杯(G3)などに勝利したアクシオン、あるいはキーンランドC(G3)など重賞2勝のビービーガルダンなどのほか、ハードル界の絶対王者オジュウチョウサンも同牧場の生産だ。JRA重賞勝利は昨年の京王杯2歳S(G2)ダイヤモンドノット以来となり、通算26勝目。
&emsp;同牧場の荒木一仁マネージャーは、中京競馬場で愛馬優勝の瞬間に立ち会うことが出来たそうだ。
&emsp;「前走からわずかではありましたが体重も増えており、パドックを周回する姿からはとても状態が良さそうに見えました。前走の朝日杯フューチュリティS(G1)は中2週で京王杯2歳S(G2)を勝ったあとの1戦で、難しい面があったのかもしれませんが、惜しい内容でした。それでも、道中は厳しいマークを受けて、4角で少々ゴチャ付くようなところがあった事を考えれば、大目標とするレースの前哨戦としては最高のパフォーマンス。先々につながるようなレースを見せてくれたと思います」と、単勝オッズ1.6倍という圧倒的人気を背負った愛馬を称えた。
&emsp;牧場時代は、ケガや無縁とは健康優良児だったそうだ。
&emsp;「顔に大きな流星があって、後躯にも稲妻が走ったような白を持つ、目立つ容姿の馬でしたが、生産から育成までの過程の中で、ケガをすることもなく、また体調を崩すこともなく、良い意味で印象に残らないような馬でした。トレセンに入って競馬を経験したあとでも、そういった部分が変わらず、どんな競馬でも出来るのは心強い限りですし、これまでのキャリアを振り返っても成績に波がないのも牧場時代とリンクする部分が多いと思います。成長力もあると思っていますので、まさに文字通りに無事是名馬といった馬ですね」と表現してくれた。
&emsp;そして、2度目のG1挑戦となる。「今回は1,400mでしたが、朝日杯フューチュリティS(G1)の内容から距離が延びることに関して不安はなく、むしろ今回の競馬を経てさらにパフォーマンスをあげてくれるのではないかと期待しています。これまでの重賞2勝はいずれも左回りですから、そういう意味でも楽しみです」と期待に胸を膨らませている。
]]></description>
<pubDate>Fri, 20 Mar 2026 15:00:00 GMT</pubDate>
</item>

<item>
<title>フラワーＣ　Ｇ３</title>
<link>https://uma-furusato.com/winner_info/entry-67834.html</link>
<description><![CDATA[
&emsp;札幌2歳S(G3)から3度目の重賞挑戦となるフラワーC(G3)で、ついにタイトルを掴み取ったスマートプリエール。2歳の6月のメイクデビュー福島で初戦を迎えたように、育成時から順調に調教を継続出来た馬ではあったが、そこには、この血統を良く知るホースマンの存在があった。
&emsp;「厩舎長補佐を務めているスタッフが、このきょうだいに接してきており、きょうだいに共通する、気性面の難しさも掴んでいてくれました」と話すのはノーザンファーム空港A4厩舎の東谷智司厩舎長。牝系だけでなく、父のエピファネイアからも豊富な闘争心を受け継がれていたスマートプリエールではあったが、東谷智司厩舎長はこの気性をコントロールできる騎乗スタッフを乗り役に据えた。
&emsp;「早い時期にノーザンファームしがらきへと移動できましたが、そこでも気性の強さを出していたと聞いています。函館で初勝利を挙げた後、札幌2歳S(G3)までの期間は牧場で調整を行ってきましたが、その際には厩舎長補佐のスタッフが調教を行ってくれました」
&emsp;その時のスマートプリエールだが、レースを2度使ってきた上に、輸送も挟んできたにも関わらず、馬体に寂しさはみられなかったところか、最初の移動前よりも更に良化したような印象を受けたという。
&emsp;重賞初挑戦となった札幌2歳S(G3)では、牝馬再先着となる3着に入着。その後は勝ちきれないレースが続いていくも、距離が初勝利をあげた芝1,800mに戻ったフラワーC(G3)は、好走もあり得るのではと東谷智司厩舎長は期待をしていた。
&emsp;「育成時から折り合い次第ながらも、距離はこなせる馬だと思っていました。フラワーC(G3)もマイルの速い流れよりはレースがしやすいと思っていましたが、原優介騎手が好騎乗を見せてくれました」
&emsp;好スタートを切ったスマートプリエールは、先行勢を前に出しながら、道中は7番手を追走していく。外目での追走となったが、折り合いの不安を感じさせることなく、直線では馬群の外に進路を向けると、そこから一気に末脚を伸ばしていく。前では逃げたロンギングセリーヌが粘り込みを図るも、半馬身差捉えた場所がゴールとなった。
&emsp;「これまで原優介騎手が重賞を勝ててなかったのが、信じられない程の見事な騎乗でした。管理をしてくれている大久保龍志厩舎や、ノーザンファームしがらきでも、折り合い面の進捗を図りながら、馬を成長させてくれたことも、この勝利に繋がったと思います」
&emsp;この後はオークス(G1)へと出走。舞台となる東京芝2,400mは未知数の条件ともなるが、この末脚の鋭さは直線の長い東京競馬場向きと言える。鞍上は前走に引き続き原優介騎手が手綱を取る予定となっているが、息もピッタリのコンビで、次はG1制覇を狙っていく。
]]></description>
<pubDate>Fri, 20 Mar 2026 15:00:00 GMT</pubDate>
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<item>
<title>スプリングＳ　Ｇ２</title>
<link>https://uma-furusato.com/winner_info/entry-67811.html</link>
<description><![CDATA[
&emsp;育成馬の中でも、自ら主に手綱を取ってきた育成馬の勝利は、騎乗スタッフにとって、また格別なものとなる。
&emsp;今年のスプリングS(G2)で、2002年にタニノギムレットが記録した1分46秒9のレースレコードを上回るタイムで優勝を果たしたアウダーシア。その能力はまさにG1級とも言えるが、ノーザンファーム早来での育成時は気性面の難しさをのぞかせていたこともあり、ノーザンファーム早来の八木飛雄伊厩舎長補佐が主に調教で跨ってきた。
&emsp;「跨った頃からポテンシャルの高さを感じさせており、仕掛けた時の反応の良さからも、切れる脚を使える印象はありました。ただ、カリカリした気性をしていたので、その点を修正しながら騎乗を行ってきました」(八木飛雄伊厩舎長補佐)
&emsp;2歳時には6月のメイクデビュー東京でデビュー戦を迎えるも、このレースで2着に敗れると、ノーザンファーム天栄での調整中に左トモの第一趾骨を骨折が判明。幸いなことに軽度の症状であったが、乗り運動を再開するには時間を要することともなる。
&emsp;「デビュー時期こそ早くなりましたが、身が入ってくるまでは時間がかかるとも思っていました。この時期にノーザンファーム天栄で、心身ともにじっくりと成長させてもらえたことが、現在の活躍に繋がっていると思います」
&emsp;中間の様子については、八木飛雄伊厩舎長補佐の元にも報告が入っていたが、その知らせは順調に来ていることや、成長が感じられるといった、ポジティブな内容ばかりだった。
&emsp;復帰戦は11月の2歳未勝利戦となるも、そのレースでは2着に入着。その後、十分な間隔を取って臨んだ、3歳2月の3歳未勝利戦で初勝利をあげる。
&emsp;重賞初挑戦となったスプリングS(G2)では、8番人気での評価でしかなかったものの、これが初騎乗となった津村明秀騎手は、思い切った後方待機策を取っていく。徐々にポジションを上げていくと、直線では大外に進路を取り、そこから直線一気の末脚で一気に先頭まで突き抜けた。
&emsp;「初重賞挑戦とはなりましたが、この馬のポテンシャルならば、いいところはあるのではと思っていました。重賞勝利もさることながら、末脚もしっかりと使ってくれたように、今後に繋がるレースとなったのも嬉しかったです」
&emsp;アウダーシアの母となるのは、阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)とオークス(G1)で2着となったリリーノーブルとなる。リリーノーブルは1番仔となるデンクマールが新馬戦、ひいらぎ賞と連勝をあげただけでなく、アウダーシアも重賞馬となるなど、繁殖牝馬としても優れた産駒成績を残していたが、4番仔となるリリーノーブルの2025(牡、父コントレイル)を出産した後、2025年の6月28日に亡くなっている。
&emsp;「次走は日本ダービー(G1)を予定していますが、母の活躍からするとこなせない距離では無いと思っています。また、ノーザンファーム天栄や、手塚貴久先生、そして厩舎の皆さんのおかげで、気性面の成長も見られるだけに、どんなレースを見せてくれるか楽しみです」
&emsp;それまでのレコードホルダーだったタニノギムレットは、その年の日本ダービー(G1)を制している。ダービー馬を上回るスピードを証明したアウダーシアならば、皐月賞(G1)組を一蹴するような豪脚で、一気に世代の頂点へと上り詰めるのかもしれない。
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<pubDate>Sat, 14 Mar 2026 15:00:00 GMT</pubDate>
</item>

<item>
<title>チャーチルダウンズＣ　Ｇ３</title>
<link>https://uma-furusato.com/winner_info/entry-67896.html</link>
<description><![CDATA[
&emsp;今年2月に東京競馬場で行われた3歳新馬戦を勝利して、デビュー2戦目となるチャーチルダウンズC(G3)で重賞初制覇をあげたのが、ノーザンファーム生産馬のアスクイキゴミとなる。
&emsp;アスクイキゴミは2023年のセレクトセール当歳セッションにおいて、廣崎利洋HD(株)が9,460万円(税込)で落札している。祖母のCoralineは仏G1カドラン賞(G1)勝馬のReefscapeを始めとして、4頭の重賞馬の母となった名牝であり、近親には種牡馬として活躍するKingmanの名前もある。
&emsp;「入場時の印象としては、幼さと共に緩さも感じられました。それもあって、成長曲線に合わせる形でじっくりと乗り込んできました」と話すのは、騎乗育成を手掛けたノーザンファーム空港の藤波明厩舎長。その後の調整は順調に進み、2歳の8月には札幌競馬場でのゲート試験に合格する。
&emsp;「その後は態勢を整えるべく、再度、牧場での調整を続けていきました。ゲート試験を受ける前の調教でも時計は出ていたのですが、動きだけでなく、身体にもメリハリがあればと思っていました」
&emsp;その後はリフレッシュも挟みながら調教を行っていったアスクイキゴミであるが、刺激を入れるためにより速い時計での調教を行ったところ、藤波明厩舎長の想像をはるかに超えるような反応の良さを見せていく。
&emsp;「ひょっとしたら、物凄い馬なのかもしれないと思うようになりました。それを契機としたかのように、心身ともにメリハリが出てきて、1歳の11月に本州へと送り出すことができました」
&emsp;デビュー初戦を解消したアスクイキゴミは、いきなりチャーチルタウンズC(G3)で重賞へと挑戦する。
&emsp;「初戦の勝ち方も良かったので、クラスが上がってからもいいレースになるのではと思っただけでなく、アスクイキゴミにとっても、ここで重賞に出走するのはいい経験になるのではとも思いました」
&emsp;速い時計を出した際に、殻を破ったかのような動きを見せたアスクイキゴミであるが、結果としてデビュー2戦目での重賞挑戦もまた、次のステップへ飛躍するためのきっかけとなっていく。
&emsp;1番人気を集めたのは、シンザン記念(G3)で重賞初制覇を果たしたサンダーストラックであり、その後には重賞レースで高い支持を集めた馬たちが、上位人気に支持されていく。
&emsp;アスクイキゴミの評価は5番人気にとどまったが、雨が降って稍重の馬場の中、好スタートを決めていく。道中は先手を取ったユウファラオを前に置いてレースを進めていくと、最後の直線ではそのユウファラオを捉えての勝利。上がりタイムもメンバー中、第2位タイとなる33秒7でまとめる、そつのないレースを見せた。
&emsp;「馬格のある馬なので、レースを使ってからの方が、よりレースの出来る身体になってくるとも思っていました。また、器用さもある馬なので、前に行ってからもコントロールが効くだけでなく、器用な立ち回りもできたのでしょう」
&emsp;これで芝のマイル戦は2戦2勝。右回り、左回りの双方で勝ち鞍をあげただけでなく、馬場条件も問わない走りを証明した。
&emsp;「まだ成長できる馬だと思っていますし、今後もこの条件を中心に更なる活躍が見込めると思っています」と今後のG1戦線での活躍を期待する藤波明厩舎長。重賞初挑戦での初優勝を果たしたアスクイキゴミが、この経験を糧として、次のレースではどれほど強くなっているかが楽しみでならない。
]]></description>
<pubDate>Fri, 03 Apr 2026 15:00:00 GMT</pubDate>
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<item>
<title>高松宮記念　Ｇ１</title>
<link>https://uma-furusato.com/winner_info/entry-67864.html</link>
<description><![CDATA[
&emsp;中京競馬場で行われた第56回高松宮記念(G1)はサトノレーヴが優勝。1番人気に応え、昨年に続いて連覇を果たした。
&emsp;本馬の生産は日高町福満の白井牧場。昭和44年創業で、現在の生産頭数は約30頭。スタッフ約40名が働いている。古くはウイニングスマイルやオースミシャダイ、ミスターシクレノン、さらにはエモシオン、グルメフロンティア、チアズグレイス、ハクサンムーン、最近では芝中長距離で活躍中のエヒトなど数多くの重賞馬を生産している。
&emsp;レース当日、同牧場の白井さゆり代表が中京競馬場に駆けつけ、牧場ではスタッフが仕事をこなしながらレースを見守っていた。同牧場の岩崎拓麻場長は、「本当に強い内容でした。最後の直線で外に持ち出した時に、勝利を予感しました。昨年は海外でも好勝負できましたし、改めて力のあるところをみせてくれました」と、声を弾ませた。
レース後は日高町の大鷹千秋町長や日高軽種馬農業協同組合職員らが祝福に訪れ、牧場スタッフと万歳。3月末で生産牧場は繁忙期真っ只中でありながら、スタッフの表情に安堵や笑顔を読み取れた。
&emsp;本馬は父ロードカナロア、母チリエージェという血統。同牧場で1歳夏まで過ごした。当歳時にセレクトセールに上場し、5,832万円(税込)で取引された。昨今の活躍は、セレクトセールの出身馬としても大きなインパクトを与える。
&emsp;牧場時代の本馬については、「手のかからない利口な馬でした。じっくり成長していくタイプだと思っていました」と、岩崎拓麻場長。実際、デビューは3歳4月で、既走馬相手の未勝利からのスタートだった。そこからメキメキと成績を伸ばし、古馬になって心身充実。6歳にしてG1を勝ち、7歳となった今もワールドクラスの実力を示す。岩崎拓麻場長は昨年秋、スプリンターズS(G1)で本馬と再会を果たしている。
&emsp;「すっかり成長していて、これはG1馬の姿だと感じました」と、当時を振り返る。
&emsp;連覇を飾り、今後も本馬はチャンピオンホースとして競走生活は続く。短距離界をリードする存在として今後も目が離せない。岩崎拓麻場長はその走りを温かく見守っている。
&emsp;「“サトノレーヴの故郷”として誇らしく思っています。サトノレーヴの走りが牧場生産馬の注目や、牧場の求人にもつながっています。もちろん、牧場スタッフの士気も上がります。サトノレーヴの功績は大きいです。これからも活躍を願っています」
]]></description>
<pubDate>Sat, 28 Mar 2026 15:00:00 GMT</pubDate>
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<title>福島牝馬Ｓ　Ｇ３</title>
<link>https://uma-furusato.com/winner_info/entry-67987.html</link>
<description><![CDATA[
&emsp;優勝馬には5月17日に東京競馬場で行われるヴィクトリアマイル(G1)への優先出走権が付与される「福島牝馬S(G3)」は新冠町のビッグレッドファーム生産で9番人気コガネノソラが後方待機策から最後直線で外から力強く脚を伸ばして優勝。一昨年のクイーンS(G3)以来の重賞制覇で通算成績を13戦5勝2着1回3着2回(重賞2勝)とした。管理する菊沢隆徳調教師にとっては、2024年クイーンS(G3)以来のJRA重賞勝利で通算14勝目。騎乗した菊沢一樹2019年の七夕賞(G3)(優勝馬ミッキースワロー)以来のJRA重賞勝利で通算2勝目は、嬉しい父仔揃っての重賞勝利となった。
&emsp;同馬を生産し、また馬主として所有するビッグレッドファームの蛯名聡マネージャーは「今回は、テレビ観戦でした。もちろん、期待はしていましたがボルトを埋め込むほどの大きな骨折(右第3中手骨々折)を経験し、一時は現役生活の続行が危ぶまれた馬でした。そういう経験があっただけに、今回、外から脚を伸ばしているのを確認した時もどこか冷静に観る事が出来て、あとからじわじわと喜びが沸き上がってきました。レースを観ていてこういう気持ちになったのは、ビッグレッドファームに入社して30年目にして初めてでした」と振り返った。
&emsp;そんなコガネノソラこと、マイネヒメルの21はゴールデンウイークも終わりかけた5月6日に産まれている。「お産も無事で、健康的な仔馬でした。特に大きな病気や怪我などもなく、すくすく順調に育ってくれました」
&emsp;それは、本格的な育成をスタートさせたあとも変わらず「牧場では経験年数の若いスタッフが担当していたくらいですから気性も素直で扱いやすい馬だったはずです。その一方では俊敏な運動神経をもっていたようで、エピソードもいくつかあったと聞きます」。
&emsp;コガネノソラという馬名は黄金色に輝く空、という意味。ビッグレッドファームでは従業員から馬名を募っているそうで「おそらくゴールドシップのゴールド(金)と新冠の大空からの連想でしょう。牧場スタッフの自由な発想でセンスの良い馬名をつけることができました」と話してくれた。
&emsp;今回は骨折による長期休養明け2戦目。復帰初戦は長期休養明けを感じさせる内容だったが、中間の動きからは馬が勝負勘を取り戻しつつある事を感じ取っていた。半信半疑だったという気持ちは否定できなかったというが、見事その期待に応えてくれた。「大きなケガを経験している馬ですから、まずは無事に牧場に戻ってきて欲しいというのが1番ですが、この後は6月の府中牝馬S (G3)に向かうようです。1,800mの距離は、コガネノソラ得意の距離ですから頑張ってほしいですね」と期待に胸を膨らませている。
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<pubDate>Sat, 18 Apr 2026 15:00:00 GMT</pubDate>
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<title>ル・プランタン賞（ＧＤＪ）</title>
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<description><![CDATA[
&emsp;『グランダム・ジャパン2026』3歳シーズンの第2戦「ル・プランタン賞(佐賀)」は、単勝1.2倍の圧倒的支持に応えて地元馬サキドリトッケンが優勝。直線で一度は川崎からの遠征馬ミスティライズに並びかけられたが、ゴール前でもう一度伸びてクビ差の勝利をもぎ獲った。
&emsp;サキドリトッケンの生まれ故郷は、新冠町のヒカル牧場。サラブレッド銀座に位置する老舗牧場で、現在はご家族5人で12頭の繁殖牝馬を管理している。過去には1968年の天皇賞(春)と宝塚記念に勝ったヒカルタカイや、2013年のNHKマイルC(G1)に優勝したマイネルホウオウなど数々の名馬を生産。また、笠松所属馬としてJRAの4歳牝馬特別(G2)をデビューから不敗の11連勝で制し、桜花賞(G1)で1番人気に支持されたライデンリーダーも同牧場で産声をあげた馬の1頭である。
&emsp;「最後、並びかけられた時にはヒヤッとしましたが、すごい根性を見せてくれましたね。改めて、能力の高さを認識しました」とル・プランタン賞のレースを振り返るのは、ヒカル牧場の3代目代表・吉田清孝さん。「前走、JRAのチューリップ賞(G2)に遠征してからパドックでも落ち着いて歩けるようになったと真島元徳調教師が言っていました。精神的にも成長してきたのだと思います」と重賞6勝目を飾った生産馬を褒め称える。
&emsp;「サキドリトッケンは生まれた時から我が強く、蹴ったり噛みついたりするお転婆娘でした(笑)。その気の強さが、闘争心として良い形で現れたのかもしれません」と幼少期を思いだし、「父と真島元徳調教師が古くからの付き合いで、1歳夏のサマーセールに上場した際、オーナーの三岡さんとつないでいただきました。奥様が馬主となられていますが、ご夫婦でとても可愛がってくれています。本当に良いオーナーと厩舎に巡り合えました」と、さまざまな人との出会いと縁に感謝する。
&emsp;サキドリトッケンの母プロハンターは長く蓄膿症を患っていたため、一昨年の出産を最後に繁殖を引退したが、この牝系の跡取りとしてサキドリトッケンの4歳上の半姉ダイヤモンドダスト(父アメリカンペイトリオット)が里帰りし、今春から繁殖生活を始めている。「この牝系は、父がとても大切にしてきた思い入れのある血統なんです。シーキングザダイヤ(プロハンターの父)の血が入る牝系は数少ないと思うので、次代につながってくれてよかったです」と牝系について説明。父トゥザワールドは2023年限りで種牡馬を引退しているので、今年の2歳世代がラストクロップ。その1歳上の世代から、大物が誕生したことになる。
&emsp;「まずは地元の三冠競走(佐賀皐月賞、九州優駿栄城賞、ロータスクラウン賞)に専念し、そしてJBCLクラシック(Jpn1)に出走してくれたら最高ですね。出産、種付シーズンが落ち着いたら、佐賀へも応援に行きたいと思っています。また将来は、もう一度、芝を走る姿も見てみたいです」と夢を膨らませる吉田清孝さん。
&emsp;ライデンリーダーがJRAに殴り込みをかけて大きな話題となった頃、吉田清孝さんはまだ中学3年生だったと言う。それから30年以上の年月が流れた今、同じ放牧地の青草を食べて育った競走馬が、競馬ファンに再び夢を見させてくれている。これぞまさしく、生産牧場を舞台とした“継承”の物語だ。

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<pubDate>Sat, 04 Apr 2026 15:00:00 GMT</pubDate>
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<title>大阪杯　Ｇ１</title>
<link>https://uma-furusato.com/winner_info/entry-67894.html</link>
<description><![CDATA[
&emsp;昨年、育成馬がG1レースで5勝(フェブラリーS(G1)…コスタノヴァ、天皇賞(春)(G1)…へデントール、日本ダービー(G1)…クロワデュノール、菊花賞(G1)…エネルジコ、朝日杯フューチュリティS(G1)…カヴァレリッツォ)をあげただけでなく、今年もコスタノヴァがフェブラリーS(G1)を勝利した、ノーザンファーム空港のB5厩舎。
&emsp;佐々木淳史厩舎長はB5厩舎の前に管理していたC3厩舎や、R厩舎の頃からも、毎年のようにG1馬を送りだしてきたが、不思議とその勝利に立ち会ってはこなかった。
&emsp;「その間には幾度も見に行かせてもらう機会はありましたが、不思議と自分が応援に行くと勝てないレースが続いていて、験を担ぐために、最近は応援に行かなくなっていました」(佐々木淳史厩舎長)
&emsp;佐々木淳史厩舎長がG1に出走した育成馬を応援するために競馬場へと出向いて、実際に勝ったのは2008年の菊花賞(Jpn1) (オウケンブルースリ)まで遡る。それから16年、今年の大阪杯(G1)でクロワデュノールの応援に行こうと思ったのは、中間を手掛けてきたノーザンファームしがらきの厩舎長からの、「これまでの調整の中でも、最高の状態に仕上がっています」との言葉だった。
&emsp;「その厩舎長からは頻繁に連絡をもらっていたのですが、有馬記念(G1)の出走を見送って、早い段階から大阪杯(G1)に向けて仕上げてきたことで、思ったとおりの調整が送れたそうです。そこに馬体の成長も加味されたことで、何の心配も無くレースに臨めますとも、その厩舎長は伝えてくれました」
&emsp;佐々木淳史厩舎長は、斉藤崇史厩舎に戻ってからの追い切りも動画で見たというが、その時の動きを見た時に、しがらきの厩舎長の言葉は真実だったと確信する。
&emsp;「最終追い切りの走りも申し分ありませんでした。枠順は外にはなりましたが、斉藤崇史先生も枠順発表の後に話していたように、スタートが悪くないので、いい位置が取れる馬でもあり、前に行く馬を見ながら、いい位置でレースが進められるのではと思っていました」
&emsp;佐々木淳史厩舎長が競馬場のパドックでクロワデュノールを見るのは、昨年の凱旋門賞(G1)以来となる。前走のジャパンC(G1)よりもプラス10kgでの出走となったもの、馬体からは充実感がみなぎっており、改めて完調でレースに臨めているのがうかがえた。
&emsp;大観衆が見つめる中、ゲートが開くと、まずレースの主導権を握っていったのは、昨年の宝塚記念(G1)で鮮やかな逃げ切りを決めたメイショウタバルだった。中団からレースを進めていくクロワデュノールは、3コーナー過ぎから進出を開始。だが、メイショウタバルと鞍上の武豊騎手はその仕掛けを分かっていたかのように、最後の直線では後続との差を引き離しにかかる。
&emsp;「3コーナーでの動き出しだけでなく、4コーナーに入るまでに一度我慢をさせたところが、最後の伸びにつながったと思います」と勝因を語る佐々木淳史厩舎長。昨年の皐月賞(G1)でも同じような位置取りから加速していったクロワデュノールであったが、この時はその後ろで脚を溜めていたミュージアムマイルに差される形で2着に敗れている。
&emsp;この大阪杯(G1)でもミュージアムマイルといった決め手勝負にかける馬もいたが、メイショウタバルと武豊騎手の作り出した、絶妙のペース配分にはまったかのように末脚に伸びが見られない。クロワデュノールもまた、なかなかその差を詰められずにいたが、ゴール直前で先ほどの我慢が効いたのか、一気にメイショウタバルを交わし去っていく。
&emsp;「コーナーまではまだだ、まだだと言っておきながら、直線に入ってからは行け、行けと叫んでいました。ゴール前の坂を登り切るまではどうかなと思いましたが、そこからの伸びは凄かったです」
&emsp;結果はメイショウタバルに4分の3馬身半差を付けての快勝。勝ち時計の1分57秒6も、過去10年では3番目に速い決着となった。
&emsp;レース後、口取りに参加した佐々木淳史厩舎長は、18年ぶりとなる芝コースからの競馬場スタンドを見て、感慨深くなっていた。
&emsp;「改めて、ここに連れて来てくれたクロワデュノールに感謝をしました。そして、斉藤崇史先生や厩舎の皆さん、ノーザンファームしがらきの担当厩舎長やスタッフ、そして牧場のスタッフたちと、クロワデュノールに関わってきた関係者たちが、この景色を見せてくれたのだと思いました。感謝しかありませんし、素晴らしい一日ともなりました」
&emsp;レース後、陣営は天皇賞(春)(G1)への出走を表明。過去10年で大阪杯(G1)を勝利して、天皇賞(春)(G1)も優勝した馬には、クロワデュノールの父であるキタサンブラックがいる。
&emsp;「追い出してからふらつくところや、ステッキと逆方向に走ってしまうあたりは、まだ課題として残っていますが、それが解消されたのならば、まだいい走りができると思っています。大阪杯(G1)は過去最高の状態で臨んだのは間違いありませんが、プラス10kgの馬体重にも現れていたように、この後の天皇賞(春)(G1)を見込んでの仕上げであり、その天皇賞(春)(G1)は更にいい状態でレースに臨めると思っています」
&emsp;クロワデュノールにとって、芝3,000m以上のレースは未経験であるが、佐々木淳史厩舎長は育成時の印象として、「三冠クラシックでは、菊花賞(G1)が最もチャンスがあると思ってきましたし、折り合い面も付く上に、血統面からも心配はしていません。そのためにもまずは無事に出走してもらいたいです」と自信を深める。ちなみに天皇賞(春)(G1)は別の厩舎スタッフが応援に行くとのこと。もはや験を担ぐ、担がないに関係なく、絶対的な強さを誇る今のクロワデュノールならば、レース当日に佐々木淳史厩舎長がどの場所にいようとも、最高のパフォーマンスを見せてくれるはずだ。

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<pubDate>Sat, 04 Apr 2026 15:00:00 GMT</pubDate>
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<title>阪神大賞典　Ｇ２</title>
<link>https://uma-furusato.com/winner_info/entry-67831.html</link>
<description><![CDATA[
&emsp;今年に入ってから次々と重賞馬を送り出し、総合サイアーランキングの順位を上げているのがレイデオロである。
&emsp;産駒は古馬となってからの活躍が目立っているが、それを証明するかのように、昨年、今年と重賞を勝っているのが、トロヴァトーレ(2025年ダービー卿ChT(G3)、2026年東京新聞杯(G3))と、昨年の目黒記念(G2)に続き、今年の阪神大賞典(G2)を制したアドマイヤテラの2頭となる。
&emsp;実はこの2頭は同じノーザンファーム空港の育成馬であり、しかも騎乗育成が行われた厩舎も同じB6厩舎だった。
&emsp;「トロヴァトーレは自分からハミを取っていくような前向きさが感じられた一方で、アドマイヤテラはのんびりとしていたというのか、調教でも物見をしていたような気持ちの余裕が感じられました」と話すのは、重賞を制したレイデオロ産駒2頭を手掛けてきた、高見優也厩舎長。まだ産駒の適性が掴めていない初年度産駒から、その性格や成長に合わせた管理を行ってきたことが、古馬となってからの活躍にも生かされているのだろう。
&emsp;昨年は目黒記念(G2)を制して、飛躍の年になるかと思いきや、秋初戦となる京都大賞典(G2)では直線で伸びを欠き4着に敗れると、ジャパンC(G1)ではスタート直後に躓いて、鞍上の川田将雅騎手が落馬。カラ馬となって走り続けると、カランダガンのレースレコード(2分20秒3)よりも速いタイムで、東京芝2,400mを先頭で駆け抜けていった。
&emsp;「ジャパンC(G1)は不運なレースとなりましたが、距離はあっていいタイプだとずっと思ってきたので、あのメンバーを相手に、どれほどの競馬が出来たのかを見てみたかったですね。3,000m以上の距離は菊花賞(G1)以来となりましたが、距離の不安は無かったですし、目黒記念(G2)でもコンビを組んだ、武豊騎手がどんなレースをしてくれるのかにも注目していました」
&emsp;最初の1,000m通過が62秒5と落ち着いた流れになったにも関わらず、次の1,000m通過が61秒3、そこからゴールまでの1,000mが58秒3という、レース後半に向けて、どんどんペースが速くなる展開となった。
&emsp;前半と後半で全く違った流れとなったレースで、道中は5,6番手を追走していったアドマイヤテラは、12秒のラップを刻んでいった、レース後半の速い流れの中で進出を開始。最後の直線ではアクアヴァーナルが一旦先頭に躍り出るも、その後ろにいたアドマイヤテラは力強く交わしていき、3馬身差を付けての快勝。勝ち時計の3分02秒0は阪神芝3,000mのコースレコードともなった。
&emsp;「前半はスローの展開で折り合いを付けて、後半は武豊騎手の指示に従っていきながら前の馬を捉えて、レコードを出したわけですから、相当の能力があるのでしょう。天皇賞春(G1)は過去に育成馬が活躍しているだけに、ここでも勝ち負けのレースを期待しています」
&emsp;高見優也厩舎長が育成を手掛けた天皇賞(春)(G1)の勝馬には、2013年、2014年の勝馬であるフェノーメノ、2019年、2020年の勝馬であるフィエールマンの名前がある。その他にも天皇賞(春)(G1)では育成馬が好走を見せており、験のいいレースとも言えよう。
&emsp;京都競馬場芝3,200mで行われる天皇賞(春)(G1)であるが、スピード勝負になればアドマイヤテラにはもってこいのレースとなるだけでなく、キタサンブラックが2017年の同レースで記録した、3分12秒5のコースレコードすらも更新してしまうのかもしれない。
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<pubDate>Sat, 21 Mar 2026 15:00:00 GMT</pubDate>
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<title>毎日杯　Ｇ３</title>
<link>https://uma-furusato.com/winner_info/entry-67867.html</link>
<description><![CDATA[
&emsp;アルトラムスの馬名の由来となっているのは、マメ科の植物であるルピナスであり、花が下から上へと咲きあがる姿から、「昇り藤」とも言われている。
&emsp;アルトラムスはその馬名の通りに、昨年2歳11月のデビュー戦を勝利すると、続くシンザン記念(G3)では3着。そして、毎日杯(G3)では一番人気に応えて優勝と、クラシックへの階段を一気に駆け上がっている。
&emsp;社台ファームで産まれたアルトラムスは、その血統背景を遡ると、関屋記念(G3)、セントウルS(G3)を勝利したニフティニースの名前を見つけられるだけでなく、母の父にあたるスクリーンヒーローもまた、社台ファーム生産馬となる。
&emsp;「母系は長きに渡って社台ファームを支えてきた名牝系となります。この牝系からこうして活躍馬を出すことができたのは、特別な思いがあるだけでなく、昔からこの牝系に携わっている方々にも喜んでもらえていたこともまた、本当に嬉しかったです」と話すのは社台ファームの東礼治郎場長。その喜びは長きに渡って社台ファームで働いてきた、東礼治郎場長にとっても一緒なのだろう。
&emsp;1歳の夏に社台サラブレッドクラブの募集馬として、クラブ会員の前でお披露目されたアルトラムスは、その後、騎乗育成へと入っていく。だが、本州への移動を間近に控えた4月に右後肢を骨折が判明。症状としては軽度だったものの、回復まで時間を要することとなった。
&emsp;「出資していただいた会員の皆様にはご心配をおかけしました。その後の回復も良好であり、馬自身の成長力と能力の高さもあって、無事にデビューを果たせただけでなく、デビュー戦での勝利ともなりました」
&emsp;続くシンザン記念(G3)でも末脚を伸ばして、勝馬と0秒2差の3着に入ると、毎日杯(G3)では直線で前が壁となるも、馬群を割って力強く抜け出しを図り、2着のローベルクランツに3/4馬身差をつけて、重賞初勝利を飾った。
&emsp;「展開的には苦しいレースになったとは思いますが、直線で狭いところを割ってきた走りからも、高い競走能力と優れた勝負根性を持ち合わせていることを証明してくれました。頭数も揃い、更に混戦となる皐月賞(G1)においても、この特性は存分に発揮されていきそうです」
&emsp;「昇り藤」アルトラムスの次なるレースは皐月賞(G1)。勢いや勝負根性だけでなく、同じ右回りの条件を苦にしない走りで、G1制覇という大輪の花を咲かせる。
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<pubDate>Fri, 27 Mar 2026 15:00:00 GMT</pubDate>
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<title>金鯱賞　Ｇ２</title>
<link>https://uma-furusato.com/winner_info/entry-67810.html</link>
<description><![CDATA[
&emsp;近年の社台ファーム生産馬の活躍については、2024年に三重県鈴鹿市伊船町に開場した社台ファーム鈴鹿の功績も大きいのは間違いない。昨年の中日新聞杯(G3)に続き、今年の金鯱賞(G2)を勝ったシェイクユアハートも社台ファーム鈴鹿で頻繁に調整が行われてきた。
&emsp;「デビュー前に千歳(社台ファーム)にいた頃から見ていますが、あの当時の頼りない歩様からは見違えるほど、現在の姿は逞しくなっています」と話すのは社台ファーム鈴鹿の斎藤孝調教総括主任。社台ファームでは長きに渡って騎乗育成の現場に携わり、その経験を現在は社台ファーム鈴鹿の管理馬に反映させている。
&emsp;「シェイクユアハートは、社台ファーム鈴鹿の開業直後からの入場馬となります。その後も幾度となく調整を行ってきていますが、入場当初から我が家のようにのんびり過ごしてくれています。こうした環境への順応の早さ、そして、賢さも本馬のストロングポイントなのでしょう」
&emsp;デビューから金鯱賞(G2)まで実に29戦を戦い抜いてきたシェイクユアハートとなるが、そのローテーションを可能としたのが社台ファーム鈴鹿での調整だったと言える。常にリフレッシュな状態でレースに臨めているだけでなく、その中で成長を重ねながら確実にクラスを上げていき、昨年は中日新聞杯(G3)で重賞初制覇。そして、更にメンバーが強化された金鯱賞(G2)でも更に成長した姿を証明した。
&emsp;今年の金鯱賞(G2)には連覇を目指すクイーンズウォークが1番人気となり、重賞で好走を続けるドゥラドーレスが2番人気の支持を集めた。シェイクユアハートは8番人気の評価とはなったものの、後方で脚を溜めていくと、後方一気の末脚で先に抜け出したジョバンニを交わしていく。
&emsp;「最後の直線は強い向かい風が吹いていた中で、メンバー中最速となる上がり3F 33秒5の脚を使ってくれました。先行馬が残る展開となっただけに、着差以上の強さだったと思います」
&emsp;レース後、優先出走権を得た大阪杯(G1)には出走せず、札幌記念(G2)からの始動も予定されていたが、先日、管理をする宮徹調教師から、「状態が良ければ宝塚記念(G1)に使います」との発表があった。これも社台ファーム鈴鹿での調整が上手くいっている証でもあるのだろう。G3、G2と駆け上ってきたからには、残るのはG1タイトルだけ。もし、宝塚記念(G1)への出走が叶った時には、惑星馬の評価にとどまらない走りも期待したくなる。
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<pubDate>Sat, 14 Mar 2026 15:00:00 GMT</pubDate>
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<title>中山牝馬Ｓ　Ｇ３</title>
<link>https://uma-furusato.com/winner_info/entry-67750.html</link>
<description><![CDATA[
&emsp;2017年に美浦の水野貴広厩舎から騎手デビューを果たした武藤雅騎手は、今年で28歳。デビュー年には24勝をあげる活躍で民放競馬記者クラブ賞に輝く。
&emsp;2019年には、父である武藤善則調教師の管理馬ラインカリーナで関東オークス(Jpn2)を優勝。その一方で中央重賞制覇にはなかなか手が届かないでいたものの、エセルフリーダに騎乗して臨んだ中山牝馬S(G3)では、6番人気の評価を覆す走りで人馬共に初めての中央重賞制覇を果たした。
&emsp;その武藤雅騎手に初の重賞タイトルをもたらしたエセルフリーダは、社台ファームの生産馬となる。牝馬のイヤリング厩舎を管理する鶴岡彬厩舎長は、繁殖厩舎から来た頃の印象について、「初仔ですが、その割には骨量があってしっかりとしていました。何よりも精神面で全く波がなく、とても扱いやすいタイプでした」と当時を振り返る。母のデルマオギンは4代母に重賞5勝馬のダイナアクトレス、そして近親にスクリーンヒーローの名前も見つけられる、社台ファームの基礎牝系の出身ともなる。
&emsp;「武藤善則調教師も頻繁に来場されては、当時のエセルフリーダを見る度に、馬体や佇まいを常に褒めてくださっていました」そう話す鶴岡彬厩舎長は、エセルフリーダと武藤善則調教師を会わせた時に、特に印象に残っているエピソードがあった。
&emsp;「エセルフリーダが1歳の5月を迎えた時にも来場されたのですが、その際には『オークス(G1)を目指す』と言われていました。それだけ、その時点における馬の出来も良かったのでしょう」
&emsp;有言実行とばかりに、エセルフリーダは明くる年のオークス(G1)に出走する。そのオークス(G1)では8着に敗れたものの、自己条件に戻ってからは安定したレースを続けていき、今年の初富士S(3勝クラス)を勝利してオープン入り。オープン入り初戦となる中山牝馬S(G3)に臨んでいった。
&emsp;ハンデ戦で行われる中山牝馬S(G3)だが、エセルフリーダの斤量は53kg。その軽量を生かすかのように、2番手からレースを進めていくと、最後の直線では早めに先頭に立っただけでなく、そのままゴールまで押し切ってしまう。
&emsp;「ハンデ差があったにしても、このレースは強気な競馬でしたし、それを引き出してくれた武藤雅騎手のエスコートは完璧でしたね」
&emsp;2着にはビヨンドザヴァレーが入り、社台ファーム生産馬のワンツーフィニッシュとなった。これで全5勝のうち4勝が中山コースという相性の良さはあったにしても、エセルフリーダが本格化を迎えつつあるのは間違いない。
&emsp;「念願の重賞勝ちを果たせただけに、秋からの更なる飛躍に期待しています」と鶴岡彬厩舎長が話しているように、レース後のエセルフリーダは休養へと入っており、秋初戦はオールカマー(G2)、もしくはエリザベス女王杯(G1)を予定している。成長力の高さはキタサンブラック産駒の成績や、古馬となってからも重賞を沸かせた牝系の活躍にも証明されているだけに、秋初戦のレースが楽しみになってくる。
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<pubDate>Fri, 06 Mar 2026 15:00:00 GMT</pubDate>
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<item>
<title>共同通信杯　Ｇ３</title>
<link>https://uma-furusato.com/winner_info/entry-67657.html</link>
<description><![CDATA[
&emsp;リアライズシリウスが新潟2歳S(G3)に続き、この共同通信杯(G3)でも重賞を優勝。改めて牡馬クラシック戦線の有力馬として名乗りをあげた。
&emsp;「朝日杯フューチュリティS(G1)はG1でのメンバー強化だけでなく、初めての阪神コース、そして、ゲート入りに手こずるなど、ネガティブな要素も重なっていましたが、5着に踏ん張ったあたりは自力の高さを証明してくれたと思います」と前走の朝日杯フューチュリティS(G1)を振り返るのは、社台ファーム山元トレーニングセンターの波田昌宏厩舎長。幸いなことにレースの疲れもそれほど見られず、山元トレーニングセンターに戻ってきてからも調教の内容をセーブすることなく、次走に向けて順調に立ち上げていった。
&emsp;「朝日杯フューチュリティS(G1)のあとすぐにこちらへと戻ってきました。レベルの高いメンバーを相手に競馬をした経験もあったのか、筋肉の張りがぐっと良くなり、馬体重も増えていたにも関わらず、フォルムも引き締まっていました」
&emsp;朝日杯フューチュリティS(G1)では前走(新潟2歳S(G3))よりも12 kg増でのレースとなったが、この共同通信杯(G3)では馬体重の増減は無かった。それにも関わらず、フォルムが引き締まって見えたというのは、それだけ筋肉質の馬体になったということなのだろう。
&emsp;出世レースとしても知られる共同通信杯(G3)であるが、今年は昨年のホープフルS(G1)の勝馬であるロブチェンが名を連ねた。また、2歳時のメイクデビュー東京で、2着馬に5馬身差をつけたラヴェニューは、NHKマイルC(G1)で2着となったギベオンの半弟となる。
&emsp;そして、2歳7月のメイクデビュー小倉で後方一気の末脚を使ったべレシートは、G1 4勝馬クロノジェネシスの初仔となる。まさにこのレースを制した馬が、その後の出世が約束されたような好メンバー揃いのレースとなった。
&emsp;好スタートを切ったロブチェンが前に出るも、その内にいたガリレアが主導権を奪っていく。すると、リアライズシリウスがそこに並びかけ、そのままガリレアを交わしに行くと思いきや、2番手で折り合いをつけていった。
&emsp;そのまま隊列は崩れることなく、東京競馬場の長い直線へと入っていく。内にいたガリレアの手応えが怪しくなったのとは対照的に、リアライズシリウスは残り2ハロンで手綱を持ったまま先頭に立つ。その後ろからロブチェン、そしてベレシートが末脚を延ばしてくるも、リアライズシリウスはアタマ差凌ぎ切ってみせた。
&emsp;「早めの先頭から押し切っていく、強気のレースで結果を出してくれてホッとしました。レースの後はこちらで調整を行ってきましたがメンタルは安定かつ、フォームバランスも良好と、更にいい状態で手塚厩舎に送り出せています」
&emsp;美浦のウッドチップコースで行われた1週前追い切りでは、ラスト1ハロンで自己ベストとなる11秒0をマーク。共同通信杯(G3)よりも更に状態が上向きで臨める皐月賞(G1)では、「出世レース」の勝利も追い風にクラシック第一冠も奪い取るのかもしれない。
]]></description>
<pubDate>Sat, 14 Feb 2026 15:00:00 GMT</pubDate>
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<item>
<title>弥生賞ディープインパクト記念　Ｇ２</title>
<link>https://uma-furusato.com/winner_info/entry-67749.html</link>
<description><![CDATA[
&emsp;ノーザンファーム空港牧場C1厩舎の育成馬で、安藤幸宏厩舎長と厩舎スタッフが手掛けた、一世代目の管理馬となるゾロアストロが、きさらぎ賞(G3)で勝利をあげる。そして、弥生賞ディープインパクト記念(G2)ではすぐ隣となるC2厩舎の育成馬で、同じくこの世代が一世代目の管理馬となる藤春猛厩舎長と、育成スタッフが手掛けたバステールが重賞初制覇を果たした。
&emsp;「イヤリングからの移動が遅くなっただけでなく、その頃は馬体重も400kg台しかありませんでした。1歳の頃は馬体の成長を促しながら調教を進めてきただけに、クラシックでの活躍は驚いています」と話すのは藤春猛厩舎長。バステールの管理を行う斉藤崇史調教師とも、入厩時期は2歳の夏以降になると伝えていた。だが、2歳を迎えてから成長曲線が上向きになると、日を追うごとに逞しさが増していき、9月上旬には本州へと移動。10月下旬には斉藤崇厩舎へと移動する。
&emsp;デビューは11月30日のメイクデビュー東京となるも、そこでは2着となり12月に阪神競馬場で行われた2歳未勝利戦で初勝利を果たす。
&emsp;「送り出す前からポテンシャルの高さを感じていただけに、負けたと言えども新馬戦の内容を見た時には、次は楽しみだなと見ていました。2戦目は馬群に入れての競馬となりましたが、そつなく回ってきて、最後の直線ではしっかりと脚を使ってくるという、前走でのレース経験を生かしたような走りを見せてくれました」
&emsp;この未勝利戦勝利の後に臨んだのが、初の重賞競走であり、皐月賞(G1)トライアルでもある弥生賞ディープインパクト記念(G2)。デイリー杯2歳S(G2)の勝馬であるアドマイヤクワッズが1番人気、東京スポーツ杯2歳S(G2)で3着となったライヒスアドラーが2番人気となる中、バステールはその2頭に続く3番人気の評価を集めた。
&emsp;「人気は上位でしたが、このメンバーを相手に、どこまでやれるのだろうかと思ったのが正直な気持ちでした。それだけに、あっさりと勝ちきってくれた姿には、この時期の成長力は凄いと思わされました」
&emsp;後方からのレースとなったバステールは、馬群が凝縮し始めた3コーナーから4コーナーにかけて外に進路を向けていく。一瞬、進路を無くしたかのように見えたが、鞍上の川田騎手は馬の顔を前に向けると、スペースを見つけて再加速を始める。
&emsp;先に抜け出したのはアドマイヤクワッズであり、そこにライヒスアドラーが迫ってくるという、人気馬2頭の争いとなったかに見えたレースは、ゴール手前でバステールが後方一気の末脚を使っての勝利。ゴールの瞬間、川田騎手はバステールの奮闘を称えるかのように、顔を優しくなでた。
&emsp;レース後に川田騎手は、「追い切りではとても難しい面があり、それをレース前のパドックでも返し馬でも、レースが始まる前にずっとケアしていた感じです。まだ体も心も幼いので、これから成長していく馬だと思います。その状態でこれだけのパフォーマンスを出せるというのは、素質が高いと思います」
&emsp;また、斉藤崇史調教師も、「難しいところがある馬ですが、返し馬から川田さんが丁寧に下ろしてくれました。レースでもリズムを大事にしながら、よくエスコートしてくれました」と話している。
&emsp;「入厩してからも色々な課題のある中で、斉藤崇史先生や厩舎の皆さん、そして、ノーザンファームしがらきのスタッフが、心身ともに成長させてくれたと思います。まだ、様々な課題は残っていますが、それでもここで弥生賞ディープインパクト記念(G2)を勝てたのは、今後に向けて大きな勝利ともなりました」
&emsp;そして、育成馬では初めて手掛けた重賞馬となったことについては、「これだけの能力を持った馬を、自分の厩舎に預けてもらったのは、本当に有難いと思いました。この馬に関わった関係者の皆さんには感謝しかありません。まずは無事に次のレースを迎えてもらいたいと思っています」と藤春猛厩舎長は感謝の言葉を述べた。
&emsp;次走は皐月賞(G1)を予定しているが、キタサンブラック産駒は2023年にソールオリエンスが優勝し、2025年にはクロワデュノールが2着となっている。成長を待ったことが、ここに来ての飛躍ともなっている感もあるだけに、トライアル勝利から一気のG1制覇も十分に考えられる。
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<pubDate>Sat, 07 Mar 2026 15:00:00 GMT</pubDate>
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<title>フィリーズレビュー　Ｇ２</title>
<link>https://uma-furusato.com/winner_info/entry-67751.html</link>
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&emsp;18頭立てで行われた今年のフィリーズレビュー(G2)。その中にノーザンファーム生産馬は5頭となったが、うち3頭がノーザンファーム空港A5厩舎の育成馬となった。
&emsp;「勝ったギリーズボールに加えて、ショウナンカリスとファニーバニーも育成馬となります。ショウナンカリスとファニーバニーは、昨年の北海道シリーズで勝ちあがらせることを目標に育成してきました。その後も安定した活躍を続けて、クラシック戦線を沸かせてくれていることは嬉しいですね」と話すのはB5厩舎の中川晃征厩舎長。一方でギリーズボールは、デビューが9月のメイクデビュー中山となったように、先にデビューしていた2頭よりも、時間を掛けながら調教を行ってきた。
&emsp;「背中の良さなどからしても高い素質を持っていた一方で、体質がそこほど強くは無く、この血統特有と言える、成長の遅さも感じられました。それもあって、秋の中山開催でのデビューを目標としていました」
&emsp;そのメイクデビューでギリーズボールは、単勝1.6倍という圧倒的な支持に応えて勝利。特に終いの切れは重賞級と報じるマスコミの報道もあった。
&emsp;「能力がなければ、あの脚も使えなかったでしょうしあの勝ち方を見た時は、上のレースでも楽しみだと思うようになりました」
&emsp;ただ、2番人気の評価を背負って出走したフェアリーS(G3)は、スタートで出遅れた上に、道中もリズムを欠く走りで13着に敗退。それもあって、フィリーズレビュー(G2)では10番人気まで評価を落としていた。
&emsp;「フィリーズレビュー(G2)は追い切りも良かったですね。ショウナンカリスとファニーバニーも出走しましたが、新馬戦で示してくれた能力的にも、桜花賞(G1)の出走権に一番近い馬はギリーズボールではないかと思っていました」
&emsp;比較的落ち着いた流れとなったレースは、逃げたアイニードユーが粘り込みを図るところを、西塚洸二騎手の手綱に導かれ、直線で果敢にインを付いてきたのがギリーズボールだった。メイクデビューでも見せた末脚の鋭さをここでも発揮して、アイニードユーを交わし切ると、後方からの追い込んできたサンアントワーヌの追撃も振り切って、見事に初重賞制覇を成し遂げた。
&emsp;このレースの勝利で桜花賞(G1)の優先出走権を掴んだが、馬体の回復を待つ形で桜花賞(G1)を回避し、所属する(有)キャロットクラブから発表された。
&emsp;「まだまだ馬体も含めて成長できる馬だけに、いい状態で次のレースに臨んでもらいたいと思います」と話す中川晃征厩舎長。重賞級であることを証明した切れのある末脚は、次はG1でも遺憾なく発揮されていきそうだ。
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<pubDate>Fri, 06 Mar 2026 15:00:00 GMT</pubDate>
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<title>チューリップ賞　Ｇ２</title>
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&emsp;ノーザンファームミックスセール出身馬としては5頭目、そしてインディチャンプ産駒としては初めての中央重賞勝馬となったのが、今年のチューリップ賞(G2)を制したタイセイボーグである。
&emsp;そのミックスセールでは4,070万円(税込)の評価が付けられたが、セール時から目を引いた馬体の良さは、イヤリングでの管理を経て、ノーザンファーム空港D4厩舎の入場時には、更に目を引く馬体となっていた。
&emsp;「こちらに来た頃から馬格の良さだけでなく、体力も豊富だったので、順調に乗り込むことができました」と話すのは橋口敦史厩舎長。ただ、動きの緩さが抜けきらず、時間をかけて進めていくプランもあったと話す。
&emsp;「ただ、緩さがありながらも、一番調教が進んでいる組で水準以上の動きができていたので、これなら早く送っても競馬に対応できると思えるようになりました」
&emsp;インディチャンプ産駒ということで、育成を始めた当初は芝のマイラーのイメージで接していたと橋口敦史厩舎長は話すが、調教を進めても気性面でカリカリしたところは見られなかった。
&emsp;「厩舎スタッフの誰でも乗れるような馬でした。背中も良く、走りのバランスにも秀でていましたが、決してマイラーといったイメージは無かったです」
&emsp;6月21日のメイクデビュー阪神に出走したタイセイボーグは、好位抜け出しの競馬で勝ちあがると、その後はダリア賞と新潟2歳S(G3)で2着、アルテミスS(G3)と阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)では3着と、オープンや重賞でも好走を続けていく。
&emsp;「良くなるのは先だと思っていただけに、2歳からの重賞での活躍は驚きでした。惜しいレースも続いていただけに、重賞制覇のチャンスは必ず来ると思っていました」
&emsp;そのチャンスとなったのはチューリップ賞(G2)となった。阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)と同じ条件であり、その阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)で1番人気となったアランカールには、ここでも人気こそ譲っての2番人気となったが、着順ではタイセイボーグが上に来ていた。
&emsp;ゲートが開くと、まずまずのスタートを切っていったタイセイボーグは、中団の外目を追走。最後の直線では先行馬が粘り込みを図るところを、外から一気の末脚を使い、先に抜け出していたナムラコスモスをアタマ差交わし切った。
&emsp;「ゴール後は厩舎スタッフや、牧場の仲間たちから続々とおめでとうとの連絡が来ました。いい勝ち方だったと思いますし、次に繋がるレースになったと思います」
&emsp;ただ、好事魔多しとでもいうのか、このレース後に左前肢第一指骨を剥離骨折が判明。全治3か月との診断で春のクラシック戦線は全休となった。
&emsp;「不幸中の幸いとでもいうのか、そこまで酷い怪我では無いので、秋は元気な姿を見せてくれるはずです。先ほども話したように、緩さからしてもまだ良化の余地が残っている馬であり、そして距離もあった方がいい馬だと思えるだけに、秋華賞(G1)あたりでいいレースを見せてくれればと思っています」
&emsp;タイセイボーグにとってこの休養は、飛躍の秋を迎えるための充電期間となりそうだ。

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<pubDate>Sat, 28 Feb 2026 15:00:00 GMT</pubDate>
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<title>フェブラリーＳ　Ｇ１</title>
<link>https://uma-furusato.com/winner_info/entry-67722.html</link>
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&emsp;昨年、ノーザンファームC5厩舎の育成馬は、G1レースで5勝(フェブラリーS(G1)のコスタノヴァ、天皇賞(春)(G1)のへデントール、日本ダービー(G1)のクロワデュノール、菊花賞(G1)のエネルジコ、朝日杯フューチュリティS(G1)カヴァレリッツォ)をあげた。
&emsp;昨年の育成馬の活躍を踏襲するかのように、昨年、中山金杯(G3)を制したアルナシームに続いて、今年もカラマティアノスが優勝。そして、今年最初のG1レースとなるフェブラリーS(G1)を、コスタノヴァが連覇してみせた。
&emsp;「昨年は育成馬たちが競馬場を沸かせてくれましたが、今年もそれに迫るような活躍を残してほしいと思っていた中での、コスタノヴァのG1勝利は嬉しさと驚きがあります」と話すのはノーザンファーム空港B5厩舎の佐々木淳吏厩舎長。ただ、昨年のコスタノヴァはフェブラリーS(G1)勝利の後、勝ちきれないレースが続いていた。
&emsp;「昨年のレースの後から、出遅れによる敗戦もあるなど、もどかしいレースが続いていました。ただ、ワンターンの東京ダート1,600mは、この馬に適した条件だと思っていましたし、スタートさえ決められれば十分に勝ち負けのレースになると思っていました」
&emsp;ファンもまた、コスタノヴァの能力は高く評価していたにも関わらず、フェブラリーS(G1)と同条件となる武蔵野S(G3)での出遅れを重く見たのか、このレースでは昨年のチャンピオンズC(G1)を制した、ダブルハートボンドを1番人気に支持していた。
&emsp;「このメンバーだと、武蔵野S(G3)と同じような出遅れをした場合、取り返せない結果となるとは思っていました。ただ、管理をする木村厩舎や、ノーザンファーム天栄のスタッフが、様々な取り組みを行ってくれただけでなく、C.ルメール騎手もスタートを決めてからは、この馬の能力を信じる騎乗をしてくれました」
&emsp;注目のゲートとなったが、コスタノヴァは難なくスタートを決めていく。中団の後ろで脚を溜めていくと、直線では馬群の外に進路を向ける。残り1ハロン過ぎで先行馬と追込馬が横一列に並ぶ中、コスタノヴァは力が違うとばかりに、内から伸びてきたダブルハートボンドと、並走する形となったウィルソンテソーロを難なく退けた。
&emsp;「C.ルメール騎手もレース後に話していましたが、コスタノヴァの強さは今がピークに来ていると思います。今後は更にレースを厳選しながら使っていくのでしょうが、まずは無事に次走を迎えて、そこでも最高のパフォーマンスを見せてもらいたいです」
&emsp;今年最初のG1レースで、早速勝利を挙げたB5厩舎の育成馬たち。今後はコスタノヴァだけでなく、他の育成馬たちもG1を席捲しそうな気がしてくる。
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<pubDate>Sat, 21 Feb 2026 15:00:00 GMT</pubDate>
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