馬産地ニュース

モーリスがオーストラリアへ出国

  • 2019年08月01日
  • 3年連続3回目のシャトルとなるモーリス
    3年連続3回目のシャトルとなるモーリス
  • 馬運車に乗り込み輸出検疫施設へ向かった
    馬運車に乗り込み輸出検疫施設へ向かった
  • セレクトセール当歳で64,800,000円(税込)で売却されたモーリス産駒
    セレクトセール当歳で64,800,000円(税込)で売却されたモーリス産駒
  • 北海道セレクションセールで34,560,000円(税込)で取引された1歳産駒
    北海道セレクションセールで34,560,000円(税込)で取引された1歳産駒

 7月26日夜、安平町早来源武にある社台スタリオンステーションで種牡馬生活を送るモーリスが、シャトル供用されるオーストラリアへ向け出国した。

 モーリスは父スクリーンヒーロー、母メジロフランシス、母の父カーネギーという牡8歳の鹿毛。日高町の戸川牧場の生産馬で2012年の北海道サマーセールを経て2013年の北海道トレーニングセールにおいて10,500,000円(税込)で取引された市場取引馬となる。現役時代は2015年に安田記念(G1)、マイルチャンピオンシップ(G1)、香港マイル(G1)などを制覇してJRA賞年度代表馬とJRA賞最優秀短距離馬を、2016年に天皇賞(秋)(G1)、チャンピオンズマイル(G1)、香港C(G1)を制覇してJRA賞特別賞を受賞し、18戦11勝の成績を残した。

 スクリーンヒーローの後継として人気は高く、種牡馬生活3年目を迎えた今年も約200頭の繁殖牝馬と交配。産駒の評判も良く、今年のセレクトセール1歳セッションでは、上場された13頭すべてが売却された。セレクトセール当歳でも64,800,000円を最高に12頭を売却。北海道セレクションセールにおいては、13頭を総額256,500,000円で売却し、種牡馬別売却成績でトップになった。

 オーストラリアでのシャトル供用は3年連続3回目。種付料は27,500オーストラリアドルで繋養先はアローフィールドスタッドになる。

 社台スタリオンステーション事務局は「オーストラリアでも産駒の出来についてとても良いと評判になってまして、現地での当歳せりでも活発に取引され、良い滑り出しをしたと思います。1歳せりにもたくさん出てくるでしょう。引き続き期待はされています」と話した。