馬産地ニュース

育成調教技術者養成研修の体験入学会

  • 2019年07月30日
  • ホースシミュレータに騎乗する体験入学会参加者
    ホースシミュレータに騎乗する体験入学会参加者
  • 展望台から広大な施設を一望
    展望台から広大な施設を一望
  • 第37期生の研修風景
    第37期生の研修風景

 7月26日、浦河町西舎にある公益財団法人軽種馬育成調教センター(大平俊明理事長)は、育成調教技術者養成研修の体験入学会を開催した。

 この研修は世界に通用する強い馬づくりを担う育成調教技術者を養成するため1992年に開講。現在の研修期間は1年で、研修生は寮での共同生活を送り、ホースマンとしての基礎を学ぶ。これまでに528人の修了生を競馬サークルに送り出している。

 体験入学会は育成調教技術者の仕事への理解と、将来の進路の参考にしてもらうことを目的に実施。6月の第1回体験入学会に続き、この日は今年2回目の体験入学会だった。

 第2回体験入学会には、地元・北海道はもとより、宮城県、埼玉県、千葉県、神奈川県、東京都、京都府、大阪府、兵庫県、広島県から、14歳から32歳の17人が参加。その中には、親が馬主や親が日高管内の育成牧場で勤務する人、騎手課程を希望している人なども含まれていたという。

 体験入学会では、1年間の研修の流れ、育成調教技術者の仕事の内容、研修修了後の進路、求人実績などを説明。今年4月に開講した第37期生の研修の様子や育成施設などを見学。続いて、第37期生や教官のアドバイスを受けながらの厩舎作業、ホースシミュレーター騎乗、体験乗馬などが行われた。

 次回の体験入学会は7月28日からのBOKUJOB牧場で働こう体験会の中で実施。その次は、日本軽種馬協会が行う生産育成技術者研修と、合同での体験入学会が8月26日からある。