馬産地ニュース

JRA北海道シリーズの函館開催が終了

  • 2019年07月22日
  • この日の函館競馬場には、前年の開催最終日を上回る9,885名の入場者があった
    この日の函館競馬場には、前年の開催最終日を上回る9,885名の入場者があった
  • 今年のJRA函館開催のリーディングとなった藤岡佑介騎手
    今年のJRA函館開催のリーディングとなった藤岡佑介騎手
  • 馬場開放では、ゴール前で写真撮影を行う親子連れの姿も
    馬場開放では、ゴール前で写真撮影を行う親子連れの姿も
  • 馬場開放と同じ時間にはよゐことなすなかにしのステージも行われた
    馬場開放と同じ時間にはよゐことなすなかにしのステージも行われた
  • 函館2歳S(G3)を制したビアンフェと関係者
    函館2歳S(G3)を制したビアンフェと関係者

 6月15日に開幕を迎えたJRA北海道シリーズの函館開催が、7月21日にフィナーレを迎えた。

 なかなか好天に恵まれない日も続いていた今年の函館開催だが、開催最終週となる20日、21日ともに競馬場にはようやく日差しも差し込み、芝生の上に広げたレジャーシートの上で競馬観戦を楽しむ家族連れの姿も見られた。

 開催最終日となった21日は、函館開催の最後を飾る重賞レースの函館2歳ステークス(G3)や、松竹芸能に所属するよゐこと、なすなかにしのお笑いステージといった様々なイベントも行われたこともあり、前年の最終日(9,383名)を超える9,885名の来場者があった。

 函館2歳ステークス(G3)の勝ち馬となったのは、4番人気の支持を集めていた、新冠町・ノースヒルズ生産のビアンフェ(牡2、中竹)。半姉のブランボヌールも15年の同レースを勝利しており、これできょうだい制覇ともなった。また、ビアンフェの父となるキズナは、今年の2歳世代が初年度産駒であり、父に世代最初の重賞タイトルを授けたことにもなる。

 函館開催のリーディングジョッキーは、2開催で15勝をあげた藤岡佑介騎手が、自身初のリーディングジョッキーに輝いた。表彰式でインタビューに答えた藤岡騎手は、「いつもは表彰セレモニーでプラカードを持っていたので、今日は表彰台に立てて最高の気分です。この開催は勝ち鞍にも証明されているように、若手ジョッキーが頑張ってくれました。この後も夏競馬でも、若手ジョッキーが競馬を盛り上げてくれると思いますので、これからも応援よろしくお願いします」と笑顔で語っていた。また、函館開催リーディングトレーナーは、5勝(2着3回)をあげた池添学調教師となっている。

 12日間の開催における総売り上げは、前年(709億3,753万8,300円)から102.4%増となる726億1,177万9,900円となった。入場人員こそ8万5,582名と前年(8万6,762名)をわずかながら下回ったものの、2回開催の入場者は4万3,464名と前年(4万145名)からでは108.3%の増と、開催終盤にかけて盛り上がりを見せていた。

 JRA北海道シリーズの折り返しとなる札幌開催は7月27日に開幕を迎える。開催最初の重賞レースとなる28日のクイーンS(G3)では、JRA夏競馬CM出演中の武田真治さんをゲストに招いたオープニングトークショーが開催。また、UMAJOスペシャルデーとして、クイーンズテラズでは、オリジナルデオドラントシートが先着700名に来場プレゼントされるなど、連日に渡って、様々なイベントが行われていく。