馬産地ニュース

セレクションセールが開催される

  • 2019年07月17日
  • 最高価格オーシャンフリート2018
    最高価格オーシャンフリート2018
  • 高額2位タイ・リアルヴィーナス2018
    高額2位タイ・リアルヴィーナス2018
  • 高額2位タイ・レックスレイノス2018
    高額2位タイ・レックスレイノス2018
  • 牝馬最高価格ムーンライトベイ2018
    牝馬最高価格ムーンライトベイ2018
  • 会場は多くの人で埋められた
    会場は多くの人で埋められた

 7月16日、新ひだか町静内神森にある北海道市場で、日高軽種馬農業協同組合が主催する北海道市場セレクションセール2019が開催された。

 236頭(牡178頭、牝58頭)が上場し、売却頭数は197頭(牡154頭、牝43頭)。売却率83.5%は過去最高。平均価格15,752,649円(税込、以下同)は昨年比99.9%。総売上げは歴代2位となる3,103,272,000円。

 最高落札価格馬は上場番号167番「オーシャンフリート2018」(新冠町・村田牧場生産)。産駒が地方競馬を中心に大活躍中のパイロ産駒で、母オーシャンフリートはJRA5勝馬。近親にはコマンダーインチーフ(本邦輸入種牡馬)やウォーニング(全欧年度代表馬)がいる血統で長く、激しいせりは小笹公也氏が38,880,000円で落札した。

 高額2位は2頭が並んだ。上場番号139番「リアルヴィーナス2018」(浦河町・笠松牧場生産はロードカナロア産駒の牡馬。葵S、つわぶき賞などに勝った母にとっての初仔だ。

 一方上場番号145番「レックスレイノス2018」(新ひだか町・下屋敷牧場生産)はハーツクライ牡馬。こちらは母がアメリカンオークス(G1)3着という活躍馬だった。前者は東豊物産(株)が、後者は森中蕃氏がともに38,340,000円が競り落とした。

 また、牝馬では今春の桜花賞(G1)2着シゲルピンクダイヤの半妹上場番号154番「ムーンライトベイ2018」(父モーリス、日高町・天羽牧場生産)を森中蕃氏が30,240,000円で落札している。

 セール終了後、木村貢市場長は「前日展示の段階からたくさんの方に会場まで足を運んでいただき、ある程度の手応えをつかんでいました。今回は選抜市場でもあり、売却率はこだわっていたところ。JRAはじめJBBAなど関係者に感謝するとともに販売申込者、購買者の方々には感謝したい。80%を超える数字を残せたことは嬉しいし、予想を上回る成績を残すことができてほっとしています」と話した。

 セレクションセールの詳細な結果につきましてはこちらをご覧ください。

https://www.jbis.or.jp/seri/2019/11B2/