馬産地ニュース

セレクションセールの前日展示が開催

  • 2019年07月16日
  • 馬を見る購買者は真剣そのものだ
    馬を見る購買者は真剣そのものだ
  • 朝から多くの購買者が足を運んだ
    朝から多くの購買者が足を運んだ
  • 購買者を囲むように常足展示も披露された
    購買者を囲むように常足展示も披露された
  • セレクションセールの舞台となるセールリンク
    セレクションセールの舞台となるセールリンク

 セレクションセールの開催を翌日に控えた15日、舞台となる北海道市場では「前日展示」が行われた。

 セレクションセールは、日高軽種馬農業協同組合が主催する選抜市場。今回は上場を希望した477頭の中から242頭が上場を許された。

 前日展示とは、せり当日の進行をスムーズにするために、上場馬の比較展示、個体展示をセール前日に行おうというもの。午前10時から、それぞれの馬房の前では、購買者が希望する馬を引いて展示する個体展示が行われ、正午からは名簿掲載頭数242頭の上場馬を6班に分けて、1組約30分の時間をかけて比較展示を行った。会場には朝早くから多くの購買者、購買代理人が足を運んでお目当ての馬を、熱心に見て回った。

 今回のセレクションセールでは15日現在、名簿掲載数から6頭の欠場が発表されており、上場頭数は236頭(牡178頭、めす58頭)。内外の重賞勝馬を母に持つ馬は8頭で、兄姉に重賞勝ち馬がいる馬は9頭。重複する馬がいるので重賞勝ち馬を母、もしくは兄姉に持つ馬は16頭となった。

 主だったところでは、49年ぶり史上4頭目の不敗のオークス馬であり、史上初めて不敗のままオークス(G1)、秋華賞(G1)の2冠を制したカワカミプリンセスの第7番仔「カワカミプリンセス2018(牡、父ダイワメジャー)」。そして桜花賞(G1)2着フサイチエアデールを母に、半兄姉にフサイチリチャール(最優秀2歳牡馬)ライラプス(クイーンC(G3))がいる「フサイチエアデール2018(牡、父エイシンフラッシュ)」。ほか、NAR年度代表馬ラブミーチャンの半弟「ダッシングハニー2018(牡、父ダンカーク)」や今春の桜花賞(G1)2着シゲルピンクダイヤの半妹「ムーンライトベイ2018(牝、父モーリス)などもいる。

 種牡馬別で見ると、今年は海外供用のエアフォースブルー1頭含む、55頭の種牡馬産駒がラインナップ。その中でも、もっとも多くの産駒を市場に送り届けたのはモーリスの17頭。そのあとはルーラーシップの15頭、ドゥラメンテの13頭、リオンディーズの11頭と続きダイワメジャー、ハービンジャー、マクフィが10頭ずつ名を連ねている。

 せり当日は午前8時開場で、せりは午前10時にスタートする。欠場などの最新情報は http://www.hba.or.jp/ss_2019/まで。

 また、せりのライブ中継はhttp://live.jbis.or.jp/でお楽しみください。