馬産地ニュース

平取町軽種馬生産振興会が1歳馬品評会

  • 2019年06月28日
  • 最優秀賞はサブラタの2018
    最優秀賞はサブラタの2018
  • 金賞はツクバエンジェルの2018
    金賞はツクバエンジェルの2018
  • 銀賞はレオアルテミスの2018
    銀賞はレオアルテミスの2018
  • 銅賞はエアベルヘザーの30
    銅賞はエアベルヘザーの30
  • ファン選出特別賞とレッドミルズ賞受賞のウインパレードの2018
    ファン選出特別賞とレッドミルズ賞受賞のウインパレードの2018
  • JRA特別賞のユーワゼフィルスの2018
    JRA特別賞のユーワゼフィルスの2018
  • 表彰式受賞者の記念撮影
    表彰式受賞者の記念撮影
  • 審査風景
    審査風景

 6月24日、平取町軽種馬生産振興会(船越伸也会長)は、第50回1歳馬品評会を開催した。

 この品評会は、軽種馬振興に向けて担い手の育成、強い馬づくりに資する管理育成技術の向上が目的。振興会で古くから行われている伝統行事で、一時は休止する時期もあったが、今年で50回の節目を迎えた。

 記念すべき50回目を迎えた今年は、振興会会員の牧場から11頭が出品。すべて牡馬となった。

 当日は高嶋民治JRA日本中央競馬会日高育成牧場場長を審査委員長に、遊佐繁基JBBA日本軽種馬協会静内種馬場場長、岩本洋神奈川県調教師会相談役、古谷剛彦楽天競馬スペシャルアドバイザーが審査員となり、1頭につき一人20点満点で審査。4名の点数を合計し上位より各賞を決定した。

 審査には審査員のほか、振興会会員、北海道日高振興局、平取町民、JRA、JBBA、日高軽種馬農業協同組合の職員、協賛企業の職員なども同行。各賞を予想する4連単の的中を目指し、真剣にチェックする姿も見られた。

 審査の結果、最優秀賞はサブラタの2018が受賞。チラシやびらとり農業協同組合ホームページで告知したファン投票によるファン選出特別賞は、最も票を集めたウインパレードの2018に決まった。

 審査委員長の高嶋場長は「記念すべき第50回の品評会の審査委員長を務めさせていただきましたこと、たいへんうれしく光栄に存じます。せり市場を控えた忙しい時期に、品評会に参加された皆様、それから、主催者の皆様、関係者の皆様、いろいろご苦労はあったかと思いますけど、皆様のご努力と熱意には深く敬意を表する次第であります。

 私自身としては、本日多くの牧場にお伺いして、11頭の馬を見させていただきました。大変充実した、すばらしい時間を過ごせました。心から感謝申し上げます。品評会では馬体だけでなく、手入れや引き馬などの管理育成技術も考慮して審査しました。私は本年3月に現職に就きまして、まだまだ経験も浅いので、専門のスタッフを連れてきまして、いろいろ意見を聞きながら審査にあたりました。自分なりの感想を申しますと、11頭とも非常に馬体がすばらしいという印象を受けました。去年から参加しているスタッフに聞いても、年々、馬の質、手入れともレベルアップしていると申しておりました。大勢の人に慣れてない若馬にとって今日の出来事は、大変ストレスになったと思いますが、この経験が良い方向で、今後のせり市場等で活かされることを願っております。

 今日の結果は、われわれ4人のそれぞれの観点で点数をつけた結果を合計したものでございます。今日のところはその結果を受け止めて、今後のせりに向けて改善するところがあれば改善してください。若馬ですから、これから、日々、成長することと思います。皆様の愛馬がこれからのせり市場等でふさわしい評価を受けることを切に願っています。

 結びになりますが、本日の品評会が日本のせり市場のより一層の活性化、さらには競馬全体の発展と振興に資すること、それから、ここにご列席の皆様とその愛馬の、今後のますますの活躍をご祈念申し上げます」と講評した。

結果は下記の通り。

表彰

最優秀賞:サブラタの2018
生産者・飼養者:清水牧場

金賞:ツクバエンジェルの2018
生産者・飼養者:中田牧場

銀賞:レオアルテミスの2018
生産者:二風谷ファーム、飼養者:二風谷軽種馬共同育成センター

銅賞:エアベルヘザーの30
生産者:稲原牧場、飼養者:二風谷軽種馬共同育成センター

特別表彰

ファン選出特別賞:ウインパレードの2018
生産者・飼養者:北島牧場

JRA特別賞:ユーワゼフィルスの2018
生産者・飼養者:船越伸也氏

レッドミルズ賞:ウインパレードの2018
生産者・飼養者:北島牧場