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ノーザンホースパークで第7回内国産乗用馬市場

  • 2019年06月05日
  • 第7回目を迎えた内国産乗用馬市場inノーザンホースパーク
    第7回目を迎えた内国産乗用馬市場inノーザンホースパーク
  • 挨拶する広瀬春行理事長
    挨拶する広瀬春行理事長
  • 市場取引馬の活躍馬表彰
    市場取引馬の活躍馬表彰

 5月28日、29日、内国産乗用馬市場実行委員会(広瀬春行理事長)は、苫小牧市美沢にあるノーザンホースパークにて、第7回内国産乗用馬市場inノーザンホースパークを開催した。

 今年は出品登録数69頭、上場頭数68頭、売却頭数51頭で、売却率は75.0%、売上総額は税込みで40,564,800円。最高落札価格は税込みで2,160,000円だった。

 この内国産乗用馬市場は、日本国内で生産された乗用馬や、競走馬を引退し乗用馬として転用された馬の流通の拡大を目的とした初の民間団体によるオークション。実行委員会の主催で2013年から行われており、JRA日本中央競馬会、公益社団法人日本馬術連盟、公益社団法人全国乗馬倶楽部振興協会、公益社団法人日本馬事協会が後援、ノーザンファーム、ノーザンホースパーク、ダーレー・ジャパン、ケイアイファーム、滋賀県装蹄師会、日本騎手クラブなど、牧場、乗馬クラブ、馬主、騎手、厩舎、競馬や乗馬の関連企業が協賛している。

 28日に騎乗展示と試乗会、29日にオークションを実施。全国から集まった購買登録者を前に広瀬理事長は「内国産乗用馬市場は今年で第7回目を迎えました。皆様のご購買のおかげで、年々と大きくなりました。感謝申し上げます。取引馬からは活躍馬もたくさん出てきております。今年は令和元年、あたらしいスタートになりますけど、皆様のご購買をよろしくお願いいたします」とあいさつ。続いて、市場出身の活躍馬の表彰、功労者表彰が行われた。

 オークションは例年通り、馬場馬・馬場新馬、複合馬、練習馬、ポニー・若馬、110cm、100cm、90cm、80cmとクラスに分けて進行。元競走馬には2014年のマーチS(G3)、2017年の小倉サマージャンプ(JG3)優勝馬ソロル、アーモンドアイの半兄ダノンエール、スズカマンボの半弟ガイア(競走馬名スズカファイター)、ストーミーカフェの半弟ベストリガーズ、オルフェーヴルの全弟アッシュゴールド、スティンガーの7番仔キングズオブザサンなどがいた。

 オークションを終えて広瀬理事長は「去年が良かったので期待していたんですけど、ほかの競技会と日程が重なってしまった影響もあって、来られない購買者の方もおり、せり合いが少し低調で前年より少し数字を落としてしまいました。ただ、お客様にしてみれば、いい馬をリーズナブルに手に入れられたのではと思っています。取引馬の中から国体ですとか、全日本の大会で活躍する馬も出てきてますから、これからも良い馬を提供して、この市場を盛り上げていけたらと思います」と話した。