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小野楓馬騎手がホッカイドウ競馬でデビュー

  • 2019年04月18日
  • ホッカイドウ競馬でデビューした小野楓馬騎手
    ホッカイドウ競馬でデビューした小野楓馬騎手
  • 記念すべき初騎乗は2着に惜敗
    記念すべき初騎乗は2着に惜敗
  • 第8競走前に行われた紹介セレモニー
    第8競走前に行われた紹介セレモニー
  • 家族や同級生も応援に駆け付けた
    家族や同級生も応援に駆け付けた

 4月17日、2019年のホッカイドウ競馬が開幕した日高町富川にある門別競馬場において、小野望厩舎所属の新人騎手、小野楓馬騎手がデビューした。

 小野騎手は新ひだか町出身の19歳。両親が新ひだか町の牧場で働いている環境で育ち、小さい時から馬の仕事に就きたいと思っていたという。

 日本で唯一軽種馬生産を取り入れている北海道静内農業高等学校を卒業後に地方競馬教養センターへ進み騎手免許を取得。胴黒、桃駒形・袖黒、桃二本輪という勝負服は、静内の桜をイメージした桃色を取り入れた。

 初騎乗は第3競走。2番人気のジェイドリームに騎乗した小野騎手は、スタートから先行集団に取りつくと、直線では一度抜け出しを図るもクラマサゴールドの首差2着に惜敗。「もっと自分がうまく乗れていれば勝てたレースでした」と悔しさを滲ませた。

 この日は全部で5つのレースに騎乗。第4競走は2着、第6競走は4着、第10競走は5着、第12競走は6着と初勝利はお預けになった。レース後は自厩舎他厩舎の騎乗馬にかかわらず、師匠の小野調教師がアドバイス。「まじめで明るい性格をしている」と師匠の覚えめでたい。

 紹介セレモニーで小野騎手は「今まで自分が頑張ってきた成果を発揮することができると思うとうれしい一日になりました。応援してくれる方々の期待に応えられるような騎手になっていきたいです。応援よろしくお願いします」とあいさつ。ファンを代表したツアー参加者や応援に駆け付けた同級生、家族から花束を受け取るとはにかんだ。