馬産地ニュース

門別競馬場で開幕前最後の競走能力・発走調教検査

  • 2019年04月12日
  • 2歳の一番時計50.9秒で駆け抜けたミラコロアショーマ
    2歳の一番時計50.9秒で駆け抜けたミラコロアショーマ
  • 6レースはフェノーメノ産駒がワンツーフィニッシュ
    6レースはフェノーメノ産駒がワンツーフィニッシュ
  • 7レースはヴァンセンヌの産駒が1着
    7レースはヴァンセンヌの産駒が1着
  • 開幕へ向け準備を整える門別競馬場
    開幕へ向け準備を整える門別競馬場

 4月11日、ホッカイドウ競馬の開幕を一週間後に控えた日高町富川の門別競馬場において、開幕前最後の競走能力・発走調教検査が行われた。

 3月14日、3月21日、3月28日、4月4日に続き、今年5回目の検査となったこの日は、2歳42頭、3歳以上12頭の合計54頭が出走。曇り、良馬場のコンディションで、2歳は8レース、3歳以上は3レース組まれ、全54頭が無事に合格した。

 話題の2歳新新種牡馬では、ワールドエース、フェノーメノ、ハタノヴァンクール、リアルインパクト、ヴァンセンヌ、ノーザンリバーの産駒が登場。1レースではワールドエースの産駒のスモウブインタリズが1位入線。6レースではフェノーメノの産駒のブラックワトルが1位入線、ラウロが2位入線とワンツーフィニッシュを決めた。また、7レースではヴァンセンヌの産駒のクモキリが1位入線となり、好調な仕上がりをアピールした。

 2歳の一番時計は8レース1位入線のミラコロアショーマで50.9秒。父はレッドスパーダ、母はウインマルゲリータという牝の黒鹿毛。山崎和哉氏の所有馬、安田武広厩舎の管理馬、浦河町の川越ファームの生産馬となる。

 ほかにも2歳では、昨年の朝日杯セントライト記念(G2)優勝馬ジェネラーレウーノの半弟ホンコンノワールが合格。ホッカイドウ競馬に所縁のある血統では、昨年のサッポロクラシックC優勝馬エムオータイショウの半妹エムオーキャンドル、2007年の北斗盃優勝馬タガタメの7番仔となるビービーライジング、2007年のフロイラインC優勝馬ティンバーランドの7番仔となるストーミーラヴも合格した。

 2019年度のホッカイドウ競馬は4月17日にいよいよ開幕。本年度は11月7日までで、毎週火・水・木を基本に、80日間全日程をナイター開催する。ハイレベルな2歳戦は、北海道2歳優駿(Jpn3)、エーデルワイス賞(Jpn3)という2つのダートグレード競走を含め重賞競走は11レースを予定。JRA認定競走は113レースを予定し、開幕初日には8レースに1着賞金300万円の2歳新馬戦「2019開幕記念スーパーフレッシュチャレンジ競走1」が組まれている。