馬産地ニュース

北海道市場で北海道地区の2019年度産地馬体検査2日目

  • 2019年04月11日
  • 静内会場の検査は、多目的ホールの中で行われた
    静内会場の検査は、多目的ホールの中で行われた
  • 好天の下、撮影も順調に行われた
    好天の下、撮影も順調に行われた
  • 検査を終えて、馬運車を待つ2歳馬と育成スタッフ
    検査を終えて、馬運車を待つ2歳馬と育成スタッフ
  • Squeezeの17(牝、父Frankel)
    Squeezeの17(牝、父Frankel)
  • ルリビタキの17(牡、父ロードカナロア)
    ルリビタキの17(牡、父ロードカナロア)

 昨日(9日)の日高育成総合施設軽種馬育成調教場(BTC)から始まった、北海道地区の2019年度産地馬体検査。2日目を迎えた10日は、新ひだか町のJBBA北海道市場に109頭の2歳馬が集まった。

 会場となった多目的ホール内の受付には、9時の検査開始前から健康手帳を手にした牧場関係者が次々と訪れ、職員からヒップナンバーと母名が書かれたシールを受け取っていた。

 臀部にそのシールを貼られた2歳馬たちは、馬運車から多目的ホールへと入っていき、目の検査や特徴検査、そしてマイクロチップの検査を行っていった。検査は非常にスムーズに進み、会場の外で待たされる2歳馬の姿もほとんど見られなかった。

 検査を終えた2歳馬たちは馬運車へと戻る前に取材陣の元を訪れ、立ち写真の撮影を行っていただけでなく、牧場関係者も現在の調教進度や、今後の入厩時期などについての質問を向けられていた。

 この日は輸入馬や、持ち込み馬の産駒も検査に訪れていた。Squeezeの17(牝)は、日本を含む世界4か国でG1馬を送り出しているFrankelの産駒。育成先となるファンタストクラブの米田広報は、「昨年末に入厩した頃は子供っぽさも見受けられましたが、ここに来て変わり身も見せ始めました。札幌開催でのデビューを予定しています」と取材陣の前で話していた。同じファンタストクラブの育成馬では、ルリビタキの17(牡、父ロードカナロア)も順調に調教が進められており、こちらも夏開催でのデビューを目標としているとの話が聞かれていた。

 北海道地区の2019年度産地馬体検査は、最終日となる3日目、安平町の北海道ホルスタイン協会家畜市場で行われる。