馬産地ニュース

BTC軽種馬育成調教センターで馬場清め式

  • 2019年04月04日
  • 人馬の安全と利用馬の活躍を祈った馬場清め式
    人馬の安全と利用馬の活躍を祈った馬場清め式
  • 玉串を奉納し祭壇に手を合わせる高嶋民治JRA日高育成牧場長
    玉串を奉納し祭壇に手を合わせる高嶋民治JRA日高育成牧場長
  • 3月25日から馬場開きとなった1600mトラック馬場
    3月25日から馬場開きとなった1600mトラック馬場

 4月3日、浦河町西舎にある公益財団法人軽種馬育成調教センター(BTC、大平俊明理事長)は、BTC調教場屋内1200m直線ウッドチップ馬場南旋回場において、人馬の安全とBTC利用馬の活躍を祈る馬場清め式を執り行った。

 馬場清め式にはBTCの大平理事長、白木正明専務理事、田村正和場長、JRA日高育成牧場の高嶋民治場長、BTC調教場を利用するBTC利用者振興会会員、馬場メンテナンス請け負う業者関係者など約40人が参列。浦河神社の神事に従い、祭壇に玉櫛を奉納した。

 馬場清め式はBTC調教場の屋外馬場の開場にあわせて行われる伝統行事。今年は3月25日に1600mダートトラック馬場と800mダートトラック馬場を開場した。1200mと1600mのダート直線馬場は4月8日に開場。広大な面積を誇るグラス馬場、坂路グラス馬場、芝2000m走路は5月中旬頃の開場を予定している。

 また、8月上旬には1600mダートトラック馬場のクッション砂の入れ替え、9月から10月にかけては屋内直線と屋内坂路のタイム計測機器の更新を予定。ほかにも、屋内直線馬場道道側外周道の舗装撤去、屋内坂路馬場帰り馬道のウッドチップ入れ替え、1600m直線馬場のゴール地点路盤補修といった工事も予定されている。

 今年に入り、BTC利用馬の活躍は目覚ましく、インティは1月の東海S(G2)、2月のフェブラリーS(G1)を制覇。破竹の7連勝を飾り、春のJRAダートチャンピオンに上り詰めた。また、メイショウテンゲンは弥生賞(G2)を制して3歳牡馬クラシック戦線に、ノーワンはフィリーズレビュー(G2)を制して3歳牝馬クラシック戦線に、メイショウテッコンは日経賞(G2)を制して天皇賞(春)(G1)の有力候補に名乗りを上げた。ほかにもダートグレード競走ではミツバが川崎記念(Jpn1)に、ヒラボクラターシュが佐賀記念(Jpn3)に優勝している。