馬産地ニュース

門別競馬場で3回目の競走能力・発走調教検査

  • 2019年04月02日
  • 49.1秒の好タイムを叩き出したヘイセイメジャー
    49.1秒の好タイムを叩き出したヘイセイメジャー
  • 父は本邦2歳新種牡馬のマジェスティックウォリアーとなる
    父は本邦2歳新種牡馬のマジェスティックウォリアーとなる
  • 1位入線したニホンピロアワーズ産駒のミステリーベルン
    1位入線したニホンピロアワーズ産駒のミステリーベルン
  • エスケンデレヤ産駒のエリタダスも合格
    エスケンデレヤ産駒のエリタダスも合格

 3月28日、日高町富川駒丘にある門別競馬場において、ホッカイドウ競馬の今年3回目の競走能力・発走調教検査が行われた。

 曇り、稍重のコンディションと発表された3回目のこの日は、79頭の2歳馬、3歳・古馬8頭の合計87頭が出走。全16レース実施され、2歳馬はタイムオーバーの1頭を除く78頭が、3歳・古馬は8頭、合計86頭が合格した。

 この日の2歳の一番時計は、6レースに出走したヘイセイメジャー。スタートダッシュはつかなかったものの、加速するとあっという間に先行したレインズパワーに並びかけ併走。少し気合いを付けると先頭に立ち49.1秒でゴールを駆け抜けた。父はマジェスティックウォリアー、母はスズノメヒョーという血統で牡の黒鹿毛。菅藤宗一氏の所有馬、平取町の清水牧場の生産、松本隆宏厩舎の管理馬となる。

 父のマジェスティックウォリアーは2歳が本邦初年度産駒というフレッシュマンサイアー。現役時代はアメリカで競走生活を送り、デビューから2連勝でホープフルS(G1)を制した。2009年にアメリカで種牡馬入りし、2016年から浦河町のイーストスタッドで供用。アメリカでチャンピオンサイアーに輝いたこともあるエーピーインディの後継種牡馬で、日本では2014年、2015年のマイルチャンピオンシップ南部杯(Jpn1)を連覇したベストウォーリアの父として広く知られている。

 ほかのフレッシュマンサイアーでは、10レースでニホンピロアワーズ産駒のミステリーベルンが、12レースではノーザンリバー産駒のヨシノフローラが1着で入線。また、エスケンデレヤ、エーシンジーライン、グランシュヴァリエ、トゥザワールド、フェノーメノ、リアルインパクトの産駒も制限タイム内で走り切った。

 次回の検査は4月4日に実施。本年度のホッカイドウ競馬は4月17日に開幕する。