馬産地ニュース

JBBAでワークショップ

  • 2019年02月19日
  • 65人が出席したワークショップ
    65人が出席したワークショップ
  • 質問に答える安藤邦英獣医師
    質問に答える安藤邦英獣医師
  • 症例報告を行う山本高広装蹄師
    症例報告を行う山本高広装蹄師

 2月12日夜、日本軽種馬協会は新ひだか町静内田原にある静内種馬場研修所講義室において、平成30年度第2回リム&フットケア・ワークショップを開催した。

 ワークショップは、装蹄師や獣医師が日常の仕事の中で遭遇したアシや蹄に関する症例を持ち寄り、それぞれの意見や経験をぶつけて論議し、それぞれの症例の対応策を統括することを目的としたもの。平成22年度から2月と9月の年2回、軽種馬経営高度化指導研修事業の一環として続けられている。今回のワークショップには獣医師や装蹄師のほか研修中の学生、牧場関係者など65人が出席した。

 この日は武田英二北海道日高装蹄師会会長を座長に、安藤邦英獣医師(BTC軽種馬育成調教センター)が「蹄骨骨折の回顧的調査」、門別尚省装蹄師(北海道日高装蹄師会)が「裂蹄の1症状」、山本高広装蹄師(北海道日高装蹄師会)が「蹄鞘の不全脱換を伴った多発性重度化膿性蹄葉炎が疑われた1症例」、塩津大雅装蹄師(JRA日高育成牧場)が「充填剤を用いた弱踵蹄改善法が蹄に与える影響」という4つの症例を報告。各症例報告の後には治癒経験のある獣医師や装蹄師がアドバイスするなど、多くの質問や活発な意見交換が行われた。