馬産地ニュース

第3回ホースメッセが開催される

  • 2019年01月22日
  • 今年で3回目を迎えるホースメッセ
    今年で3回目を迎えるホースメッセ
  • 今回、初めて会場に作られた馬場では、ホースショーやポニーとのふれあいも行われた
    今回、初めて会場に作られた馬場では、ホースショーやポニーとのふれあいも行われた
  • 会場には角居調教師も足を運んだ
    会場には角居調教師も足を運んだ
  • 競走馬だけでなく、乗馬にも用いられるサプリメントも販売されていた
    競走馬だけでなく、乗馬にも用いられるサプリメントも販売されていた
  • 横浜ワールドポーターズ会場では、馬にまつわるトークショーや講座も行われた
    横浜ワールドポーターズ会場では、馬にまつわるトークショーや講座も行われた
  • 北海道に本社を構える、日本を代表する馬具メーカーのソメスサドルも出店
    北海道に本社を構える、日本を代表する馬具メーカーのソメスサドルも出店
  • ホースメッセのオリジナルグッズコーナーも
    ホースメッセのオリジナルグッズコーナーも

 第3回ホースメッセが、1月17日から21日までの5日間、横浜赤レンガ倉庫1号館など3会場で開催された。

 ホースメッセは乗馬、競馬、馬術といった馬に関することの情報収集だけでなく、特別講習会や馬に関するセミナーなども行われるイベント。3回目を迎える今年は、赤レンガパーク内の特設馬場会場に馬場を作り、JRA日本中央競馬会の協力の元、馬を会場に運び入れてのトリックホースショーや体験乗馬も行われた。

 メイン会場と言えるのが横浜赤レンガ倉庫1号館。乗馬クラブや馬の関連施設といった情報コーナーだけでなく、馬具やサプリメントといった馬用品の販売や企業の展示コーナーも設けられ、どのブースも常に賑わいを見せていた。

 1号館内のマルチスペースではホースメッセのチャリティーオークションや、飼料メーカによる各種セミナー。また、馬術選手のトークショーである「ウマトーーーク!」といった多彩なイベントが連日に渡って開催された。

 その横浜赤レンガ倉庫1号館からは徒歩で6分ほどの距離にある、横浜ワールドポーターズ会場。ここではトークショーや、馬に関する講座が行われた。20日には作家の椎名誠氏が「世界の秘境を馬で行く~ぼくのいちばん好きな旅~」というスペシャルトークショーを開催。カウボーイアップランチの代表である宮田朋典氏は、ホースクリニシャンとしての視点で「~ホーススピーク(馬との挨拶の重要性とそこからの広がり)~」など、連日のように講座を行った。

 また、ダーレージャパン(株)の澤井靖子さんは、「ゴドルフィンリホーミングプログラム」の取り組みを元にしながら、「引退馬のネクストステージ~海外の取り組みから学ぶ、サラブレッドの多様性~」との講座を開催。様々な資料や動画なども用いながら、諸外国における引退馬のセカンドライフについての取り組みを話していた。

 トリックホースショーや体験乗馬が行われた赤レンガパーク内の特設馬場開場では、有料のデモンストレーションも行われた。グランドワーク講座では宮田氏だけでなく、ヒロユキモチダホースマンシップの持田裕之氏も、「ナチュラルホースマンシップ」の理論を元に実際に馬を用いながら、馬とのコンタクトや信頼関係を築いていく課程を分かりやすく説明していた。

 普段は観光スポットとしても知られている、赤レンガ倉庫街でのイベントということもあってか、週末には観光客も会場へと足を運び、ホースショーの見事な演技に歓声を上げていたり、会場に展示された馬具やホースグッズなどを興味深げに眺めている様子も見られた。