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インカンテーションがスタッドイン

  • 2018年12月25日
  • 来年から種牡馬となるインカンテーション
    来年から種牡馬となるインカンテーション
  • 元気な姿でイーストスタッドにスタッドイン
    元気な姿でイーストスタッドにスタッドイン
  • 種付料は受胎条件30万円、出生条件40万円
    種付料は受胎条件30万円、出生条件40万円

 12月20日午後2時頃、浦河町西幌別にあるイーストスタッドに、来年から種牡馬として供用を開始するインカンテーションがスタッドインした。来年の種付料は受胎条件30万円、出生条件40万円に設定された。

 インカンテーションは父シニスターミニスター、母オリジナルスピン、母の父マキアヴェリアンという血統。牡8歳の鹿毛で、浦河町の名門牧場として有名な谷川牧場の生産馬。

 インカンテーションの競走成績は36戦11勝。(有)ターフ・スポートの所有馬、栗東の羽月友彦厩舎の管理馬として2012年7月の芝1400mの2歳新馬戦メイクデビュー中京でデビュー。初ダートとなった4戦目の2歳未勝利戦で初勝利をあげると、以降はダート路線を歩んだ。2013年8月のレパードS(G3)で重賞初勝利。2014年のみやこS(G3)で2つ目の重賞タイトルを獲得した。2015年は平安S(G3)に優勝しフェブラリーS(G1)はコパノリッキーの2着。2017年にはマーチS(G3)、白山大賞典(Jpn3)、武蔵野S(G3)と3つの重賞を制覇したほか、かしわ記念(Jpn1)でコパノリッキーの2着。8歳となった本年はフェブラリーS(G1)でノンコノユメの3着、かしわ記念(Jpn1)はゴールドドリームの3着とダートグレード競走で息の長い活躍をした。

 事務局の(株)ジャパンレースホースエージェンシーは「2012年のデビューから8歳まで、ダートの重賞で長く活躍して6つの重賞を勝ってくれましたし、G1/Jpn1でも2着や3着になるなど高い能力を示しました。本馬はダートで数多くの活躍馬を送り出すシニスターミニスターの初めての後継種牡馬となります。サンデーサイレンス系の繁殖との相性も良いと思いますので応援よろしくお願いします」とコメントした。