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アンライバルドが移動

  • 2018年12月14日
  • イーストスタッドに移動したアンライバルド
    イーストスタッドに移動したアンライバルド
  • すでに重賞勝ち馬を送り出している
    すでに重賞勝ち馬を送り出している
  • 来年の種付け料は受胎条件30万円、出生条件50万円
    来年の種付け料は受胎条件30万円、出生条件50万円

 12月11日、日高町富川東にあるブリーダーズ・スタリオン・ステーションで種牡馬生活を送っていたアンライバルドが、浦河町西幌別にあるイーストスタッドに移動した。

 アンライバルドは父ネオユニヴァース、母バレークイーン、母の父サドラーズウェルズという血統の牡12歳鹿毛。安平町早来源武にあるノーザンファームの生産馬で1996年の日本ダービー(G1)馬フサイチコンコルド、カンパニーの父ミラクルアドマイヤの半弟、2007年の皐月賞(Jpn1)馬ヴィクトリーのおじになる。

 サンデーレーシングの所有馬、栗東の友道康夫厩舎の所属馬として競走生活を送ったアンライバルドは、2008年10月の2歳新馬戦に優勝すると、2009年のスプリングS(Jpn2)で重賞初勝利。続く皐月賞(Jpn1)も制覇するなど10戦4勝の成績を収めた。

 2012年に種牡馬入りし、これまでに4世代の産駒がデビュー。代表産駒には2016年のファルコンS(G3)を制覇したトウショウドラフタ、2016年の東京ダービー馬バルダッサーレなどがいる。今年は23頭の種付け頭数を記録した。

 来年度の種付料は受胎条件30万円、出生条件50万円。イーストスタッドは「実績のある種牡馬をお預かりすることができうれしい限りです。特に変な癖もなく扱いやすそうですね。しっかり管理して来年の種付けシーズンに備えていきたいと思います。たくさん種付けした世代が今の1歳なので、その子たちがデビューするのを楽しみにしています」と話した。