胆振輸出検疫施設でオーストラリア向けの輸出検疫
11月16日から11月30日、白老町社台にある公益社団法人日本軽種馬協会胆振輸出検疫施設において、オーストラリアへ向けた輸出馬の検疫が行われた。
胆振輸出検疫施設は今年6月にオーストラリアへ輸出可能な検疫所としてオーストラリア政府が承認。オーストラリア輸出のための検疫が行われるのは、サトノアラジン、ミッキーアイル、モーリス、リアルインパクトという4頭のシャトル種牡馬やカシアスなどの現役競走馬を輸出した7月以来2回目となった。
今回は今年7月に南半球用に日本にいる種牡馬を交配するためにオーストラリアから来日した繁殖牝馬4頭と日本で供用されていた繁殖牝馬11頭の合計15頭。15頭はすべて日本で供用されている種牡馬の産駒を受胎。そのなかにはディープインパクトを受胎したウィンクスの母ベガスショーガールも含まれていた。
15頭は厳戒態勢の中、無事2週間の検疫を終了。30日夜に新千歳空港から直行便でオーストラリアへ輸出された。