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ダンスディレクターがスタッドイン

  • 2018年12月12日
  • スタッドインしたダンスディレクター
    スタッドインしたダンスディレクター
  • シルクロードS(G3)連覇は3頭しかいない
    シルクロードS(G3)連覇は3頭しかいない
  • 到着後は静かにボディチェックを受けた
    到着後は静かにボディチェックを受けた

 12月6日午後12時頃、新ひだか町静内田原にあるアロースタッドに、来年から種牡馬として供用を開始するダンスディレクターが、関係者が見守るなか、元気な姿でスタッドインした。

 ダンスディレクターは父アルデバランⅡ、母マザーリーフ、母の父サンデーサイレンスという牡8歳の鹿毛。新ひだか町御園にある藤原牧場の生産馬で一族にはウイニングチケット、サクラユタカオー、ハードバージなど往年の名馬がずらりといる。

 ダンスディレクターの競走成績は26戦7勝。太田美實氏(後に太田珠々子氏へ名義変更)の所有馬、栗東の笹田和秀厩舎の管理馬として2013年、3歳6月の未勝利戦でデビュー勝ち。古馬になり2016年のシルクロードS(G3)で重賞初制覇を飾った。翌2017年もシルクロードS(G3)を制し、1992年、1993年のユウキトップラン、1994年、1995年のゴールドマウンテン以来となる史上3頭目の連覇を達成。12月5日付で競走馬登録を抹消し、種牡馬入りが発表された。

 藤原牧場の藤原圭太郎さんは「母が小柄だったので大型馬のアルデバランⅡを配合しました。競馬場には一度も応援に行かなかったので久しぶりに本馬を見ました。生まれたときから凛々しい顔をしていましたが、今もその面影が残っていますね。この馬が持つスピードと切れ味が産駒に伝わってくれれば。種牡馬としても活躍を願っています」と話した。来年の種付料は決定次第発表される。